憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

虫けらじゃないぞ

 4月20日付東京新聞朝刊社説横に、「太郎の国際通信」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
  <米無人機攻撃に抗議>
 筆者は、「パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州の畑の中に、少女の顔が描かれた巨大なポスターが空に向かって広げられた。
 縦約30メートル。横20メートルのビニール製のポスターは、仏、英、米それにパキスタンのアーテストたちが米国の無人機攻撃に抗議するために共同で制作したもので、描かれているのは4年前、無人機による攻撃で両親と二人の弟妹を失った地元の少女だった。」と切り出した。
 つづいて筆者は、「米国はパキスタンやアフガニスタンのアルカイダやタリバンなどテロリストの掃討作戦に無人機を積極的に活用しており、これまでにアルカイダの化学兵器の指導者アブ・ハバブ・アルマスリら幹部多数を殺害してきた。米国政府はその成果を明らかにしていないが、米国のシンクタンク「ニューアメリカ基金」によれば、昨年までの10年間に369回の攻撃を行い、過激派2291人を殺害する一方、民間人等560人も巻き添えにして殺したという。
 しかし、アムステー・インターナショナルによれば一般人被害はもっと多く、900人が死亡し、600人が重傷を負ったとしている。」と教えてくれる。
  <パイロット危険ゼロ>
 さらに筆者は、「無人機はパキスタンの秘密基地から飛び立つが、操縦は地球を半周離れた米国内の基地で行われる。遠隔操縦装置の前に座ったパイロットは自らが危険にさらされることもなく、画像に写った標的へ向けてロケットを発射するが、その際に「虫けらをピシャリ」と言うのだとか。
 画像に写る人間は小さな点にしかみえない。パイロットにしてみれば虫をたたきつぶすような感覚になるからだというが、こうした攻撃に抗議するアーテストたちはグループ名を「虫けら扱いするな」とした。
 この巨大なポスターは無人機のカメラで捉えられるだけでなく、衛星からも認識できることを計算して大きさを決めたと言われる。地上にいるのは虫けらではなくポスターの少女のような人間であることを知らせて、攻撃するのをひるませようというのだ。
 このポスターがどれだけ米国の無人機攻撃に影響を与えるかはわからないが、逆に現代の軍事作戦で無人機がいかに危険な兵器であるかをあらためて訴えるものになった。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「無人機と言えば、韓国では北朝鮮のものと考えられる無人機が3機も発見されて大騒ぎになっている。発見されたものは、模型飛行機に毛の生えた程度のものでパキスタンで使われている米国の無人機プレデターとは比べ物にならないが、それが韓国上空を自由に飛び回っていたとすればやはり深刻だ。
 兵器としての無人機は、これまでの戦争の常識や国際法では計り知れない存在のように思える。世界中の畑に「虫けらじゃないぞ」という巨大なポスターが広げられる前に、何らかの規制が必要なのかもしれない。」と締めくくった。
 筆者の言う通だ。無人機の攻撃は、宣戦布告なき戦争ではないのか?一日も早く国際的に、無人機の規制をしないと、ゲーム(遊び)と殺人(犯罪)の区別がつかなくなるのではないか?結果、人間の感情を持たない「人間」が増えそうで不気味だ。それは、人類滅亡への一歩ではないのか?
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by sasakitosio | 2014-04-26 06:41 | 東京新聞を読んで | Trackback