憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

条約と「秘密」矛盾

 4月11日付東京新聞朝刊1面に、「秘密保護法 言わねばならないこと」という署名入りの囲み記事がある。
 筆者は、英エセックス大人権センター研究員・藤田早苗氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「特定秘密保護法は国連の「市民的、政治的権利に関する国際規約」(自由権規約)に反し、国連人権機関のトップであるピレイ国連人権高等弁務官は「何が秘密を構成するか」が曖昧と、懸念を表明している。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「自由権規約は19条に「情報にアクセスする権利」を明記し、まずは公開を前提とすべしと求めている。この権利を法律で制限する場合、制限する理由は明確かつ狭く定義されるべきだともしている。
 公開によって重大な損害が生じるばあいのみ権利の制限は許されるが、公開による公共の利益の方が大きい場合は公開しなけばならない。損害と公益は「独立機関」で比較される必要がある。こうした指摘を安倍晋三首相は無視した。条約締結国の義務を理解していないのではないか。憲法第98条二項は「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」とする。日本政府は1979年にこの規約を批准し、実施義務がある。」と指摘した。
 さらに筆者は、「自由権規約は国際条約で法律より上位のものだから、条約に反する国内法は改定・廃止しなくてはいけない。日本政府は国際組織犯罪防止条約の批准のため共謀罪新設が必要と主張し、条約と国内法の整合性を問題にする。他方で自由人権規約と秘密保護法の整合性を無視するということは自己矛盾だ。」と、教えてくれる。
 最後に筆者は、「7月に自由人権規約委員会による審査があり秘密保護法も議論される。ピレイ高等弁務官も日本政府と議論を続けるという。政府は真摯に対応すべきである。」と結んだ。
 読んで勉強になった。日本政府が1979年に、自由権規約(市民的、政治的権利に関する国際規約)を批准して、実施義務があること。
 自由権規約は国際条約で法律より上位のものだから、条約に違反する国内法は改定・廃止しなくてはいけない、とのこと。
 7月には自由権規約委員会による」審査があり、秘密保護法も議論される、とのこと。
 特定秘密保護法が、国際的にも、人権侵害という面で、ひどい法律であるらしい。
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by sasakitosio | 2014-04-18 07:24 | 東京新聞を読んで | Trackback