憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

学生の立法院占拠  民主主義って何なんだろう

 4月7日付朝日新聞社説下に、「風という」署名入りの囲み記事がある。筆者は中国総局長・古谷浩一氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「赤いカーテンをふんわりとまくり上げ、窓から入ってくる風が心地よい。
 学生による占拠が3月18日から続く台湾の立法院。ヤシの木に囲まれた白い建物は、蒋介石時代の1980年代に建てられたものだそうだ。その壁には今、当局批判の垂れ幕が下げられ、イスでバリケードが築かれている。
 学生たちが抗議しているのは、与党国民党が、中国との経済協定の承認を強引に進めようとしたことだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「「選挙で選ばれたら、任期中、何をやってもいいというわけじゃないと思う。こんな大事なことを審議もずに、30秒で決めるなんて、台湾の民主主義の否定です。」
 学生代表の一人、曾栢瑜さんは、立法院の中に入ってきた私に対し、勢いよく訴えた。政治大学3年の女子学生。Tシャツの袖まで伸びた長い髪の毛が、カサカサと日差しに揺れながら、飛び跳ねている。
 経済協定を締結し、対外開放を進めなければ、台湾経済に未来はないと曽さんは思う。でも「香港は中国に返還されて、「言論の自由」が狭まった。中国の接近に、台湾人は不安を感じている。もっと情報を公開し、時間をかけて議論しなきゃ」
 学生たちの表情に、議場占拠の緊迫感は感じられない。
 しきりに笑い声が上がり、歌も聞こえる。なにか楽しそうだ。「太陽花(ヒマワリ)」運動とも呼ばれている。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「―――議会占拠も、民主主義の否定ではないですか。
 「通常ならば、そうですよね。でも、代議員制度は完璧じゃない。今回の彼ら(与党)の行為には人々の声が反映されていない」
 世論調査で、学生たちへの支持は4割。一方で馬英九総統が学生と対話することを望む人は8割に上る。台湾の世論は複雑だ。
 50万人が集まった30日の集会で、学生は叫んだ 。
 「私たちが提起したのは、今の民主制度への反省です」
 一方、共産党一党支配の中国で、こうした議論は理解されない。
 協定は「台湾同胞に利益をあたえるもの」(中国政府)とされ、元軍人の友人は「台湾人は愚かだ。得するのは自分たちなのに、なぜ邪魔をするんだ」と冷ややかに話す。確かに民主主義はムダの多いシステムだ。多数決で物事を決める際も、少数意見に耳を傾け、議論を繰り返す。時間がかかるから、時に国家の利益を失うこともある。」と、指摘した。
 最後に筆者は、「そんな「決められない政治」に私たち日本人もイライラしていたのかもしれない。
 反動のように、安倍政権は今、特定秘密保護法や武器輸出三原則の見直し、といった重大な案件を、数を頼りに推し進める。その性急さに疑問を感じる人は少なくない。
 正直言って、分からなくなってしまう。民主主義って一体なんなのか、と。
 台北大学3年の許思思さん(21)は議場で私に言った。
 「政治というものは私たち一人ひとり、みんなのものだと思う。過去に多くの人が、この権利を得るために牢獄に送られた。彼らのおかげで、私は今、ここにいる。そのことに感謝したい」
 選挙で選ばれた政権は何でもできるのかーーー。台湾の学生たちが投げかける問いは、民主主義を信じる私たちすべてにも向けられている。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。
 1948年に旧文部省が高校生向けに出した「民主主義」には、<すべての人間を個人として尊厳な価値をもつものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である>ことを、ある新聞で知った。
 民主主義の手続きは多数決があること、それは一定の時期に一定の結論を出し、団体意思を決めないと、団体が動けないためだ。
 そして、この多数決が歴史的に、相対的に、全体的に、正しかったかどうか検証する制度が保障うされていることが必要なことを学んだ。
 その観点から見ると、今の日本では、多数決の時には根本精神が欠けており、検証のところでは第三者が検証する制度が欠けているような気がする。
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by sasakitosio | 2014-04-13 18:51 | 朝日新聞を読んで | Trackback