憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

気になる大統領夫人外交

 3月30日付東京新聞社説横に「太郎の国際通信」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「米国の大統領専用機「エアフォースワン」を飛ばすと一時間当たり22万1288ドル(約2280万円)かかるそうだ(全米納税者組合基金調べ)
 その「エアーフォースワン」でワシントンから北京を往復すると約28時間かかるので、専用機の運航費用だけで約6億4千万円かかることになる。
 「オバマ夫人一行 納税者の抗議の中を中国に着陸」
 保守派のワシントンタイムズ紙の見出しだ。
 ファーストレディ―のミシェル・オバマと二人の娘、さらにミシェルの母親のマリアン・ロビンソンさんは20日から1週間中国を公式訪問したが、エアフォースワンの運航費用に加えて、婦人に同行した約70人の随員の費用なども相当額かかる。米国の納税者としてはその付けを回されても、いったい何をしに行ったのか納得がゆかないという記事だった。
 ミッシェルさんの訪中は、中国と微妙な関係にある日本から見ると不可解なものだったが、米国も納得できないという意見があるならば、あながち日本側の妄想でもなさそうだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「ホワイトハウスはミッシェルさんの訪中にについて「米中関係が首脳間だけのものではなく、両国民の間のものである」と発表していた。
 しかし、今回の訪中には記者団の同行はなく、マスコミはミッシェルさんたちとの接触は一切排除された。それで「両国民の間の理解」が深まったのだろうか。
 ミッシェルさんたちの訪中の真の目的はなんだったのか、米中関係の専門家がさまざまに論じているが、その中で注目できるのがオンライン外交誌「ザ・ディプロマット」に掲載された上海外国語大学の韋宋友教授の分析だ。  
 オバマ大統領は来月後半に日本、韓国などアジア歴訪を予定しているが、それには「中国封じ込め」の意図がないというメッセージを発信することが一番の目的だったというものだ。
 大統領のアジア訪問は、中国の東シナ海や南シナ海への進出を危惧する周辺諸国との連携を強めるためのものと期待されているわけだが、米国は中国を刺激しないようにわざわざファーストレディーを送ったということになる。
 一方、中国側では外務省の秦剛報道局長が「米ファーストレディーの訪問は、米中による新しい大国関係の構築の過程で実現したものである」と発表した。
 「米中の大国関係」とは、習近平中国国家主席が「太平洋は米中両大国を受け入れる十分な空間がある」とアジア太平洋を米中で仕切ろうと提唱しているものだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「ファーストレディー訪中で米国がよく言えば「気配り」、言いかえれば「低姿勢」の外交を展開したのなれば、そうした中国の太平洋への野望を容認することになるわけで不安だ。」と結んでいる。
 この間、日中、米中に関する新聞記事を多く読んできた。
 なかで、アメリカの方針が、中国封じ込めから、米中融和へと変更したらしいことを感じていた。その文脈の延長線上で、この記事を読んで、納得できた気がする。
 筆者は、不安だというが、アメリカの陰で、虎の威の陰で、世渡りをしてきた、日本の指導者がアメリカの心変わりをたとえ理不尽だと思っても、逆らえるのだろうか?また、逆らっていいものだろうか?よくよく考えた方がいいような気がするが。
 イラクがアメリカの友好国だったのに、指導者の判断ミスのために、アメリカに滅ばされた、記憶に新しい「現実」を直視し、熟考する必要があるような気がするが?。
 ただ、アメリカの軍事力の衰退も、中国の一党独裁資本主義・経済力・軍拡も、いずれもそう長く続かないと思うが?
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20544204
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-04-05 17:48 | 東京新聞を読んで | Trackback