憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

さよなら 北海道

 3月30日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は北海道大教授・山口二郎氏だ。 今日はこの記事に学ぶことにする。
 筆者は、「私はこの3月末で30年ほど勤めた北海道大学を辞めて、東京に移る。この20年ほど日本政治の変革を夢見て自分なりに闘ってきたが、矢尽き刀折れという心境である。この辺で気分を変えるために本拠を変えようというのが最大の動機である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「北海道から日本政治を観察し、発信できたことは大変な幸運であった。
 東京だけにいては決して見えない日本の現実を知ることができた。私の政治批評は北海道に育ててもらったようなものである。残念ながら今の日本は、オリンピック開催、戦略特区、環太平洋連携協定(TPP)、原発再稼働など、東京圏の都合だけを優先する路線に傾斜している。そして、農業に対する過保護、公共事業の無駄など地方をテコ入れする政策について、否定的なステレオタイプが蔓延している」と指摘した。
 さらに筆者は、「しかし、日本の将来を考えれば、東京圏と地方が反目することは愚かである。金の亡者は地方を邪魔者と思っているようだが、日本はシンガポールのような都市国家にはなれない。大都市と森林や田園があって、日本という国はできている。東京圏を大地震が襲えば、援助の手を差し延べるのは地方の人びとである。」と指摘した。
 最後に筆者は、「多様な風土に多様な文化や産業が存在することに感謝することから、経済や社会の再建築の議論を始めるべきである。」と結んだ。
 毎回楽しみに読ませていただいている。歯切れの良さ、突っ込みの鋭さが気に入っている。東京に本拠を変えられることは、首都圏に住むものとしては、氏を身近に見ることができたり、お話を聞く機会が期待できる点で歓迎だ。
 また、東京新聞で、本音のコラムの執筆者の講演会を企画されたら、ぜひ参加したいと思っている。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20542792
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-04-05 09:29 | 東京新聞を読んで | Trackback