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by sasakitosio

G7の役割 普通の価値観を説け

 3月26日付朝日新聞社説に、「G7の役割 普通の価値観を説け」の見出しで、「G8からロシアが外される」ことの記事が社説に載った。今日はこの社説を勉強することにした。
 社説は、「これは21世紀の新しい冷戦なのだろうか。 
 これまでG8と呼ばれてきた主要8か国の枠組みから、ロシアが外される。米欧日など主要7か国がウクライナ情勢を理由に、ロシアの参加停止を決めた。
 ロシアは「(G8)にしがみつきはしない」と対抗心をむき出しにしている。さながら東西分断時代に時計の針が戻ってしまったかのようだ。
 米欧の経済制裁にもロシアは動じる気配はない。クリミア半島の併合はほぼ完了した。
 情勢は依然、緊迫している。
 主要7か国は、一層結束を固めてロシアへの圧力をかけ続け、再考を促すほかない」と切り出した。
 つづけて社説は、「ロシアがG8に正式に参加したのは1997年だった。政治と経済の両面でロシアを民主主義と市場経済のブロックに組み込み、冷戦構造への逆戻りを防ぐねらいがあった。
 だが実際は、経済が力をつけるにつれ、プーチン氏は強権姿勢を強めてきた。米欧型の人権や自由の価値観を認めない点では中国も同じであり、今の世界は一見、米欧と中ロの陣営に分極化しているようにも見える。
 前世紀の冷戦時代と違うのは、どの国も地域も、切っても切れない相互依存関係にあることだ。貿易、投資、エネルギー、そして文化。あらゆるものが国境を越えて行き交う。
 もはやイデオロギーで世界が分断される時代でもない。それどころか、テロや核問題、環境問題など、国々が共通した利害を持つ課題が山積している。」と指摘した。
 さらに社説は、「そんなグローバル化世界の難題として浮上したのが、新たな安定役の模索であろう。「世界の警察官」を任じてきた米国の力が後退し、「Gゼロ」すら叫ばれているいま、どうやって世界の秩序を守ればいいのか 。
 中ロを含む大国が拒否権を持つ国連安保理は機能不全が言われて久しい。先進国と新興国でつくるG20は主に経済を論じる枠組みであり、政治や安保を語る場としては機能しにくい。
 だからこそG7にとって本当の正念場ではないか。近年形骸化が指摘されてきたものの、価値観を共有する首脳が一堂に会し、自由と民主主義という普通の原則を再確認し、アピールできる数少ない枠組みである。」と指摘した。
 最後に社説は、「力や脅しで国境を変えようとする行為を既成事実化させてはならない。それは尖閣問題を含むアジア各地に波及しかねない世界秩序への挑戦である。
 「法の支配」を強めるためにG7がどんな役割を果たせるか。欧米と日本は今こそ知恵をしぼる時である。」と結んでいる。
 力や脅しで国境を変えようとする行為が、決して得にならないことを、G7が証明しなければなるまい。まずは、経済制裁で。たとえ、G7側に痛みを伴っても、我慢して。経済的痛みなら、武力衝突による痛みに比べれば、後日、回復も救済もうんと楽なはずだ。いわば、ロシアとG7の我慢比べだ。腰を据えて、ロシアが変わるまで待つしかないだろう。
 また、領土を拡大するとゆうことは、拡大された土地に住む人たちの「暮らし」に責任が生じるわけで、社会的にも経済的にも政治的にも、マイナスを背負うことにもなるわけだ。特別な資源が埋蔵されていれば少し事情が変わるが。だから、ロシアが貧乏くじを引いた結果になるやもしれないし。希望的・楽観的観測かもしれないが?
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by sasakitosio | 2014-04-01 07:51 | 朝日新聞を読んで | Trackback