憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

学問の堕落

 3月23日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、北海道大教授・山口二郎氏だ。今日はこの記事に学ぶことにする。
 筆者は、「STAP細胞をめぐる騒動は、日本の学問が底なしに堕落していることを物語っている。学者が、権威主義を排し、学問の社会的存在意義を考えるのは、よいことである。
 しかし、社会的存在意義と金儲けへの貢献を同一視したところに、最近頻発している科学研究をめぐる不正、腐敗の原因がある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「若い研究者が功を焦って不正確な論文を書いたことには同情の余地はない。もっと大きな問題は、真相が明らかになってから、新発見を自慢していた研究機関の幹部が「論文の体をなしていない」などと批判したことである。
 この20年ほど、大学改革が進められ、公的研究費も増加した。それにはジリ貧の日本経済界が一発逆転の秘策を求め大学の尻を叩いたという側面もあった。国立大学が独立法人に移行し、経常予算が削減される中、研究者はプロジェクトごとの補助金に依存せざるを得なくなり、目に見える結果を出そうと血眼になる。こうして、自分の主張にとって不都合な真実から目を背けるという非科学的な行動様式が広がっていく。」と指摘した。
 最後に筆者は、「学問における真理の探究は、利益や効率という俗世間の価値とは隔絶した仕事である。また、競争原理が成果をもたらすとは限らない。学者は、権力や富に右顧左眄しないという徳を思い出すべき時だある。」と締めくくった。
 学者の世界も、人間の社会だから、現在の社会経済環境に影響されるのは当然である。今は「自由で資本主義」の社会だ。富や権力に近づきたい「人」が多くいて、結果として「富や権力」得た人が「評価」される現実。だが、部外者としては、学者先生には、清貧に甘んじて、歴史的な発見・発明をされることを期待したいが?
 ないものねだりかも知れないないが?。
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by sasakitosio | 2014-03-29 17:47 | 東京新聞を読んで | Trackback