憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

領土の一体性か民族自決か

 3月23日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
筆者は、「ウクライナのクリミア自治共和国が、ロシアへの併合を求める住民投票の結果を受けて分離独立を宣言したことに対して西側諸国から「領土の一体性の侵害」「国際法違反」などと非難が巻き起こった。しかし、その西側諸国のおひざ元では一部の地方の住民が分離独立を求める住民投票の予定がめじろ押しなのである。」と切り出した。
 つづいて筆者は、「まずイタリアでは、今月16日からベネチア地方の分離独立を問う住民投票が行われた。ベネチアを中心とするベネト地方は18世紀まで独立した共和国であり、今も経済的に自立できる立場なので、かねて住民の間で独立の機運が高まっていた。投票は21日まで行われ、このコラムが記事になるころは結果が判明するはずだが、最新の世論調査では住民の65%が分離独立に賛成と言われていた。
 ただし、イタリア憲法には一地方の分離独立を認める規定がなく、住民投票で決まっても直ちに独立できるわけではない。
 次に来月7日にカナダのケベック州の議会選挙が行われる。その結果、ケベック州の分離独立を求めるケベック党が過半数をを占める可能性が大きいとされ、そうなれば住民投票が行われるのは時間の問題とも言われている。
 ケベック州は仏植民地であったことから、公用語も仏語を使っている。カナダからの分離独立は長年くすぶっていて、1970年代には過激派のテロもあった。
 住民投票はこれまで二回行われ、僅差で分離独立が否決されている。今回投票が行われても成否は微妙だと言われているが、たとえ過半数が分離の道を選んでも一方的な独立は認めないと最高裁が判断を下している。
 そして9月18にはスコットランドの英国からの分離独立の賛否を問う住民投票が行われる。世論調査では賛否が半ばするが、もし賛成派が過半数をこえれば、再来年三月には英国旗からスコットランドの旗である斜めの白十字が消えるかもしれない。
 さらに11月9日には、スペインのカタルーニャ自治州で分離独立の住民投票が予定されている。スペインの中央政府は憲法違反と反発しており、紛争化することが懸念されている。
 他にも、ある国の一地方が分離独立を求める動きは中国の新疆ウイグル地区やロシアのチェチェン共和国のほか、仏のコルシカや独でもアレマン地方にあり、米国でもどこまで本気かわからないがテキサス州やカリフォルニア州の独立運動が知られる。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「ある民族集団が自らの意思でその帰属を決める「民族自決」は国連憲章でも保障される権利だ。その「民族」の範囲がどこまで及ぶかについては議論の余地は残るが、西側諸国がスコットランドなどの分離独立の動きを黙認しながら、クリミアを「国際法規違反」と断罪したら「二重規範」にならないだろうか。」と疑問を呈して、締めくくった。
 イタリア、カナダ、イギリス、スペイン、中国、ロシア、フランス、ドイツ、等に分離独立を求める運動があるとのことは、記事で初めて知った。独立とは何か?国家とは何か?
 分離とは何か?民族とは何か?いろいろ考えることが増えた。まさに、今の平和と安定が、歴史的にもたらされ、過去の人びとの苦労によって、ある。分れ独り立ちするということは、過去を否定したり、過去に決別することでなく、過去に感謝して、新たな平和と安全と公平を実現する、一歩にしてほしいと思った。狭くなった地球での新しい人類「共存のルール」が必要になってきたということかもしれない。
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by sasakitosio | 2014-03-29 09:45 | 東京新聞を読んで | Trackback