憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

企業・消費複合体

 3月20日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「かって米国でも鶏肉はぜいたく品で小さな養鶏場で生産していた。1960年代以降、業界は吸収合併と併合を繰り返し、今までは生産・加工・流通を少数の巨大企業が支配する。商品は安価で大量に出回るが、社会的コストは看過できない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「飼料から食肉への転換率を最大化するために早く大きく胸肉がつく品種を選び、狭い鶏舎に閉じ込め、抗生物質を大量投与する。大きい胸肉のため転んでしまう鶏も珍しくない。
 農民は巨大企業との契約でがんじがらめ。世話する鶏さえ企業の所有物だ。経営をあきらめる人が続出して地域のコミュニテイーは崩壊していく。
 農業記者による「食肉商売」(未訳)は、養鶏で味を占めた巨大企業が養豚や牛の飼養にも進出し成功を収めた経緯を物語る。残酷な集中飼育の実態もあらためて報告している。
 別の著者の「致命的だが合法」(未訳)は食品・たばこ・製薬・小銃等の業界をとり上げ、巨大企業が科学者・政治家・地域を取り込んで、米国人の消費生活を不健康で危険な方向へ操作している企業・消費複合体と呼んで告発する。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「商品のブランド化を目指す日本流の農業市場化は、米国式の大規模化ではない。だが、株式会社の農業参入が万能薬であるかのような論議がいかに誤っているか、米国から学ぶべきだ。」と結んでいる。
 農地で耕作放棄地をみて、農地法を改正して、農地の取得を「耕作したい人」が取得できるようしたら、ともか考えていたが。農業は、生き物を扱い、その命を、商品とするわけだから、配当増加、利潤追求に集中しがちな、「株式会社」に任せてはいけないような、筆者の報告であった。
 ここは、教育・福祉・医療・農業等は、社会管理・国家管理にして、社会の安全のために、常に国民に開かれて、国民監視の下に置く必要があるような気がした。
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by sasakitosio | 2014-03-27 07:39 | 東京新聞を読んで | Trackback