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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

民主主義を壊す軸

 3月16日付東京新聞朝刊1面に、「秘密保護法 言わねばならない事」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、作家・森村誠一氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 筆者は、「全国で相当数の人が、言論や報道の自由を制約する恐れがある特定秘密保護法案への反対運動に加わったにもかかわらず、議員の数の力で強行採決された。 
 安倍晋三首相は選挙で勝ったとはいえ、民主党の失政で転がり込んだ「便乗」内閣だ。国民の声に耳をかさずに成立させた秘密保護法は今後、民主主義を壊す軸になる。民主主義はもろく、いったん壊れると、回復するのは難しい。このまま改憲や解釈改憲まで暴走すれば、安倍首相は不朽の汚名をのこすのではないか。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「政権が進める中国包囲網も軍拡競争を誘発するだけだ。靖国参拝にしても、中韓両国に塩を送る(日本批判の材料を与える)結果になった。戦争もなく、安らかに英霊を守っているのは、多大なる戦争の犠牲の上にできた不戦の誓いである憲法九条であって、中国包囲網ではない。」と指摘した。
 さらに筆者は、「終戦の日の未明に埼玉県熊谷市で空襲を受け、家を焼かれた。治安維持法下で文学少年だった私は恋愛小説すら没収された。安倍首相が記者会見で「特定秘密保護法が通常の生活を脅かすことは断じてあり得ない」と断言したが、担保は何もない。治安維持法も当初はそんな目的ではなかったか。悪法は悪貨が良貨を駆逐するように、どんどん悪くなる。政権が代われば悪法の責任を取れなくなる。歴史は繰り返すことを戦争から学んでいない。」と指摘した・。
 最後に筆者は、法成立間際に、官僚が官僚の秘密指定の妥当性をチェックする機関を粗製乱造したのを見ても、いかに秘密保護法の作成、強硬成立の過程が杜撰だったかわかる。こういう法律ができたことを国民は忘れず、廃止に向け声を上げ続けることが大切だ。」と、締めくくった。
 筆者の言う通り、私たちは、次の国政選挙で秘密保護法の成立に加担した「自民党・公明党の議員」、成立後、廃止に動かなかった議員を、漏らさずチェックし、落選させる。
 少なくとも、つぎの内閣で「秘密保護法を廃止」することにする。その気持ちをズート持続させよう!!
by sasakitosio | 2014-03-21 09:02 | 東京新聞を読んで | Trackback