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by sasakitosio

STAP細胞 理研は徹底解明せよ

  3月15日付朝日新聞社説に、「STAP細胞 理研は徹底解明せよ」の見出しで、STAP細胞の件が社説に載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「世紀の大発見と思われた新万能細胞「STAP細胞」は本当に存在するのか。
 それを証明したはずの論文は「常道を逸している」ずさんなものであることがわかった。
 筆頭著者の小保方晴子ユニットリーダーらが所属する理化学研究所は、論文の撤回を勧めている。事実上、白紙に戻そうという苦渋の選択である。
 主要著者4人のうち、全体の責任を負う小保方さんを含む3人が撤回に同意した。ここは潔くいったん取り下げ、出直しを考えるべきだろう。」と切り出した。
 つづけて社説は、「理研は日本を代表する研究機関である。この混乱を招いた事態について、誠実かつ早急に問題を解明する責任がある。
 その第一は、この万能細胞は実在するのかどうかをはっきりさせる必要があることだ。それは世界の生命科学研究の流れに大きな影響を与えるからだ。
 理研には存在を確かめるための第三者機関による実験に全面的に協力する義務がある。そのためにも実験手法を詳しく開示せねばならない。
 理研自身も実験を重ねるべきなのは当然だ。論文の著者の一人は「ゼロから実験し直す」という。その際は外部研究者にも検証できるようにし、「ここまで再現できた」「この点が再現できない」など進行状況を随時公表することが望ましい。
 もし客観性のある実験で細胞作りが再現されれば、当初の論文の傷を差し引いても科学に貢献したことになるだろう。
 もう一つは、理研自身が認めた様に、「通常の科学者はしない」手法で「論文の体をなさない」ものが発表されたのはなぜかを探ることだ。
 理研の理事長を務めるノーベル化学賞受賞者の野依良治氏は「科学社会の信頼性を揺るがしかねない」と謝罪した。
理研は、幹部に研究倫理の研修を施してきたとしているが、今回の論文にはベテラン研究員も名を連ねている。倫理教育の在り方そのものを抜本的に見直すしかあるまい。
 今回の論文は4チーム14人の研究者による共著である。共同作業の死角はなかったのか。業績重視の競争が研究現場をゆがめていないか
 こうした点は理研にとどまらず、学会全体で洗い出すべき検討課題だ。文部科学省も加わって、倫理と信頼性を底上げする方策を練る必要があろう。」と提案し、指摘した。
 最後に社説は、「朝日新聞を含む報道機関にとっても重い事態である。検証の難しい最先端科学の報じ方はどうあるべきか。不断に見つめ直す努力を肝に銘じたい。」と反省の弁で締めくくった。
 よんでいくつか考えさせられた。
 一つは何と言っても、「新万能細胞(STAP細胞)には、本当に存在してほしい、という気持ちだ。
 もう一つは、博士論文・学術論文とは何かの問題だ。どこまでがオリジナルで、何処まで引用が許されるのか、よくその仕訳が知りたくなった。
 もう一つは、報道の問題である。マスメディアは、その範囲の広さ、スピードの速さ・影響力・信用力の重さ、において、絶大なものがある。だから、これを契機に、先端科学だけでなく、選挙報道などにも、さらに、不断に見つめ直す努力を期待したい。
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by sasakitosio | 2014-03-20 14:09 | 朝日新聞を読んで | Trackback