憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

政治権力 対 知の力

 3月6日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの記事を学習することにした。
 筆者は、「言論や教育は政権や時代に迎合すべきでない。これは民主主義のイロハだが、NHK首脳人事や教科書検定でゴリ押しする安倍政権には馬耳東風のようだ。
 最も露骨な介入は政権発足時の日銀への恫喝であろう。中央銀行の政治的独立性は超インフレを経験した20世紀の教訓で、金融論のイロハのはず。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「だが、リフレ派には煮え切らない日銀のデフレ脱却策が歯がゆくてたまらない。総裁罷免と日銀法改正の脅しで金融政策の変更を迫った。言うことを聞かなければ、力づくで進駐軍を送り込むぞというのだ(実際そうなった)。
前総裁らは筋を通して要求を突っぱねることも考えたらしい。彼らにはこの15年間、非伝統的金融政策で数々の新機軸を打ち出してきたという自負があった。しかも前総裁は日銀理論派の星。理屈ではリフレ派に勝ち目はない。今でもなぜ黒田日銀のバズーカ砲(異例な規模の量的緩和)が効くのか、出口戦略はどうなるのか、誰も説明できない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「権力にはH・アーレントの別の二分法もある。
 真の権力は熟議と合意に基づくもので、皆が納得した方針は難局で力を発揮する。軍や警察や政治権力で無理強いするのは権力ならぬ暴力でとめどなく拡大する。現政権は原発や沖縄でどこまで突っ走るつもりなのか。」と締めくくった。
 真の権力の話、難局で力を発揮する話、民主主義のイロハの話、金融論のイロハの話、社会を理解する上で大変勉強になった。そして、今の政権に、そのすべてが不足しているらしいこともよく分かった。
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by sasakitosio | 2014-03-13 07:41 | 東京新聞を読んで | Trackback