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by sasakitosio

エネ計画政府案 未来を誤る”原発頼み”

 2月26日付東京新聞社説に、「エネ計画政府案 未来を誤る“原発頼み”」という見出しで、政府のエネルギー基本計画案の記事が載った。今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「原発を「重要なベースロード電源」とした政府のエネルギー基本計画案は、将来の原発頼みを明確にうたっている。このまま閣議決定に至れば、目先に惑わされ大計を誤ることにもなりかねない。」と切り出した。
 つづいて社説は、「ベースロード電源とは、昼夜を問わず供給し続ける電源。それなしでは、経済も暮らしも立ち行かない。
 問題は大きく二つある。
 一つは、原発をベースロード電源とすることの危うさだ。
 単純に、また物理的に考えても、たとえば、増え続ける核のゴミの処理策もないままに原発を重要な電源として動かし続けていいものだろうか。
 また、もし事故があった場合の住民の大規模な避難計画は机上では策定しているが、実際に過酷事故で10万人単位の規模の住民を速やかにひなんさせることなどできるだろうか。
 政府案では、原子力規制委員会が規制基準に適合すると認めた場合、原発を再稼働させるとなっている。法律に従えばその通りである。慎重を期すのは当然であり、科学的に十分立証できるとするのなら、いいかもしれない。
 だが、実証は難しく、国民の不安はなお拭いきれていないというのが実情ではあるまいか。
 再び、経済産業省の官僚たちが机上で考えたプランが動き出すのか、と想像を巡らす国民は少なくないだろう。
 問題のもう一つは、原発の重視によって失われかねない新技術への意欲、投資の低減である。
 外国ではドイツをはじめ、イタリア、スイスなど脱原発を表明している。ベース電源としては、太陽と違ってそれこそ昼夜を問わない風力(ドイツ)また水力(スイス)発電が重視されている。
 将来、蓄電技術が進めば、ベース電源のありようは、より自然エネルギーに向けられるだろうし、それこそ国家百年の大計にふさわしい。化石燃料はいずれ底をつき、核燃料サイクルは行き詰まっている。」と指摘した。
 最後に社説は、「きのうの政府案は再生可能エネルギーの積極的推進を述べてはいる。
 しかし、おおもとのところで原発に頼れば、新たなエネルギーへ踏み出す勢いは大きくそがれる。
 かって石油危機の時、日本が世界をけん引するような省エネ技術や環境対策を実現したことを、今こそ思い出したい。
 原発に頼らぬことは、夢物語ではないのである。」と締めくくった。
 社説の指摘は共鳴できる。
 社説指摘の「原発をベースロード電源とする危うさ」・「原発重視によって失われかねない新技術への意欲、投資の低減」は、まさにその通りだと思った。
 なぜに、経済産業省と電力産業は、しぶとく頑固に、原発にこだわっているのだろうか。まさに、「生活と生命の乖離」が、支配階層に「発生・存在」しているということか。
 しかし、問題は、生活は「支配層」のもので、命は「支配層も被支配層のもの」もふくまれることだ。
 
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by sasakitosio | 2014-03-02 17:29 | 東京新聞を読んで | Trackback