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by sasakitosio

アベノミクスの帰結

 2月27日東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「最近のさえない株価の背景には、カンフル剤の金融・財政を見限った外国人投資家の幻滅があり、アベノミクスの成否は本命の成長戦略にかかっていることの議論が横行している。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「現政権もその気になって賃上げを財界に要請し、環太平洋連携協定(TPP)と戦略特区の二本のドリルで医療・教育・農業等の岩盤規制に穴をあけるという。だが、成長は実現できるのか。そもそもどのような経済社会を目指しているのか。
 経営側はベアに及び腰で、TPP交渉も頓挫した。農協たたきがこれから始まるだろうが、TPPが成功すれば製造業の空洞化は一層進み、農業は虫食い状態になる。
 戦略特区はどうか。
 解雇特区や法人税ゼロ特区ができたとしても、1%を超えない日本の潜在的成長率を底上げする、怒涛のような外資の直接投資や日本の大手製造業の国内回帰はありえない。
 混合診療や混合介護が特区から全国に広がれば、今度は格差拡大に対する国民の不満と抵抗が無視できなくなる。
 非正規雇用層にはすでに大きな怒りがたまっている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「ピケッティは「21世紀の資本」(未訳)で低迷する成長率とより高い利潤率の組み合わせは格差を拡大すると議論している。世界で一番企業が活動しやすい国などと言うキャッチ・フレーズのメッキが剥げていく。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。特に、ピケッテイの「低迷する成長率とより高い利潤率の組み合わせは格差を一方的に拡大すると議論している」との指摘は、まさにその通りだと思った。
 格差拡大が、野放図にされていることの、不条理を「理論的」に解き明かせないものか?
 マルクスは労働価値説で、「搾取」という言葉で、いろいろな事を教えてくれたが。
 社会における、人が一生かけても解消できない「格差」が不条理だということを、「理論的に解明」する学者文化人が日本から誕生できないものか。
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by sasakitosio | 2014-03-02 08:20 | 東京新聞を読んで | Trackback