憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

絶叫の時代

 2月9日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、北海道大学教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「先日、日比谷公園で妻への愛を叫ぶというイベントがお行われて、老若いろいろな男性がそれぞれ愛を叫んでいた。この種のイベント、一年一回くらいの遊びであれば叫ぶ方も周囲も面白がっていられる。 しかし、年がら年中、自分が世界の中心にいるつもりになって大声で愛を叫ぶのは正気の人間のすることではない。普通の人は恥ずかしくてそんなことはできない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「それに関連して気になるのは、NHKの経営層の発言である。籾井という人が会長に不適格であることは明らかである。場末の居酒屋で中国、韓国はけしからんと酔っぱらいがおだを上げるのと同じことをしらふで言うような下品な人物を、公共放送のトップに据えるべきでない 
 百田、長谷川の両委員はいわば、ひいきの引き倒しのような日本への愛を、場所がらもわきまえず絶叫しているようなものである。自分の感情を所構わず、がなり立てなければ気が済まない人に発言の機会を否定するのは無理だろう。しかし、そうした奇人変人の類はまともな世間からは相手にされてこなかった。」と指摘した。
 最後に筆者は、「奇人変人の妄言を批判する方がだんだん肩身の狭い思いをするようになると、それこそ言論の自由の危機である。ナチスだって最初は過激な論を主張する奇人の集まりだった。事は決して楽観できない。」と締めくくった。
 「ことは決して楽観できない」という、筆者の指摘は、ぞっとするほど、リアルだ。悪夢の歴史は、繰り返してはならない。で、今の日本でできることはなんだろう。奇人変人に対しては、我々が進化して、よりパワーを持った(経済格差に苦しむ若者を解放する)奇人変人になるしかないのだろうか?
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by sasakitosio | 2014-02-11 08:20 | 東京新聞を読んで | Trackback