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by sasakitosio

NHK経営委員 公共放送の信用を損なう

 2月6日付東京新聞社説に、「NHK経営委員  公共放送の信用を損なう」の見出しで、NHKの経営委員の発言が社説に載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「南京大虐殺を否定する、新聞社で自殺した右翼団体幹部を称える追悼文を書く・・・。あらたなNHKの二人の経営委員が、そんな言動をし、議論を呼んでいる。公共放送の信頼性が疑われる重大事態だ。」と切り出した。
 つづけて社説は、「「戦争に負け、連合国総司令部が、徹底した自虐思想を植え付けた」「東京裁判で突然、亡霊のごとく南京大虐殺がでてきた」と語ったのは、作家の百田尚樹氏だ。南京大虐殺については「そんなことはなかった」と否定もした。しかも東京都知事選の立候補者の応援演説の場だった。
 埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏は「女性の一番の仕事は子供を産み育てること。」などとコラムに書き、男女共同参画社会の推進は誤りだと主張した。長谷川氏は、朝日新聞社内で拳銃自殺した右翼団体幹部について、「神にその死をささげたのである」と追悼文も発表していた。
 二人とも「個人の思想信条は認められて当然」「全く問題ない」と開き直っている。管義偉官房長官も記者会見で「放送法に違反してない」と二人を擁護した。
 だが、NHK経営委員の服務準則は、放送が公正、不偏不党の立場で民主主義の発達に資することなど、誠実に職務すべきことを定めている。同時にNHKの「名誉や信用を損なうような行為をしてはならない。」と明記している。
 二人の言動は、、信用をそこなう性質は帯びていないか。南京大虐殺や東京裁判の歴史をひっくり返す言説は、あまりに極端である。
 新聞社に拳銃をを携え、抗議に行った右翼を称賛しては、言論の自由をメディア自身が封じることにつながる。容認できるものではない。」指摘した。
 さらに社説は、「会長の任命を含め、執行部に対する「個別事項に関する説明要求」など、経営委員会は強大な権限を握る。既にNHKの現場では、脱原発論者の出演を取りやめる事態が起きている。
 「放送法に妨げられない」という論法がまかり通れば、今後も次々と問題発言が飛び出しかねない。国内外で「中立・公正」に疑問符が付いて見られよう。二人は「安倍カラー」と呼ばれた人選だ。任命した首相にも、人事に同意した国会にも責任はある。」とも指摘した。
 最後に社説は、「放送法には委員に適さない非行があれば、首相が両議院の同意で罷免できる定めがある。
 少なからぬ人が首をかしげるようでは困る。視聴者の信用をもし失えば、損失はNHKにとどまらないだろう。」と締めくくった。
 視聴者としてみれば、このところの、NHKはひどすぎる。特定秘密保護法の扱いについては、民放の報道関係者が、社運を賭け、記者は論者は首をかけ、必死に抵抗しているのに、NHKは、なにもしなかったと思う。経営リスクが民放からみたら、無いに等しいNHKがこの体たらく、総体が「自己保身」にだけに走っていると言わざるを得ない。NHKも命脈が尽きたのか?
 会長や経営委員2人の、首をかしげたくなるような「発言・行動」を、視聴者の前に「晒して」くれる、マスメディアの存在に感謝しながら、これも、政権末期、NHK末期の兆候かとかんがえてしまう。
 これを、野放しにしておくと、「終末日本の悲劇」の序章になりかねないのではないか?それだけは、やめてけれ――!!
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by sasakitosio | 2014-02-09 15:09 | 東京新聞を読んで | Trackback