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by sasakitosio

核のゴミ処理  注目したい学術会議案

 1月30日付東京新聞社説に、「核のゴミ処理  注目したい学術会議案」という見出しで、核のごみ処理についての記事が載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「使用済み核燃料から再利用できるウランとプルトニュームを抽出する。それが再処理。搾りかすの液体をガラスで固め、金属製の容器に入れて、地中深く埋めるーー
 政府は再処理、再利用が前提の核燃料サイクル計画破綻後も、地層処分の方針は変えていない。 
 科学者の立場から役割を担う日本学術会議は一昨年9月、独自に「暫定保管」を提案し、私たちも支持している。」と切り出した。
 つづけて社説は、「核のゴミを数十年から数百年、いつでも取り出せるように保管しながら、並行して安全に処分できる新技術、方法を探す。技術が確立するまでは、格のゴミを増やさない「総量管理」の必要性も唱えている。
 人体に影響のないレベルになるまで10万年。そんな先まで地中の変化を予測できないという、科学者の良心に基づく提言だ。
 ドイツの地層処分候補地だったゴアレーベンでは、想定しない地下水脈が見つかって、白紙撤回を決めたばかりだ。火山も水脈も多い日本で適地は見つけがたい。
 処分場候補地の選定は、全国の電力会社などで組織する原子力環境整備機構(NUMO)が、自治体から立候補地を募る公募方式を採ってきた。開始から11年。最大20億円の交付金が出るにもかかわらず、進展がない。」と指摘した。
 さらに社説は、「政府は昨年末、国が複数の適地を選び、直接自治体に受け入れを求める積極関与を表明した。
 福島事故の処理や補償が進まず、国、電力会社への不信がなくならない現状では、候補地の名前が挙がっただけで、大混乱を招くだろう。
 だとすれば、現状では学術会議が言うように、最終処分の看板は掲げず、再処理せず、冷却装置つきの容器にいれるなどして厳重に暫定保管するしかない。だが、どんな方法か、コストは、場所は・・・。検討はこれからだ。」と指摘した。
 最後に社説は、「総量管理の観点からは、少なくとも最終処分の方法が決まるまでは、原発の再稼働はすべきでない。だが、すでに出してしまった膨大な核のゴミは無視できない。
 学術会議は9月には、技術課題や合意形成について見解をまとめるという。国民議論のたたき台として国も注目すべきである。」と締めくくった。
 核のごみ処理を、現実的に前へ進めるには、学術会議案に期待したい。
 それにしても、この国には、原発事故について、俺が責任をとるという指導者が一人もいないことが情けない。誰も主体的に、原発を主導的に推進してきたという人がいない。事故が起きようが起きまいが、主体的に原発推進をしてきたと自覚する「人」が居ない、不思議な「指導者」たちだ。こんなモラルのない指導者たちは一日も早く一掃できないとすれば、日本人の不幸はまだまだ続くしかない。 
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by sasakitosio | 2014-02-03 07:46 | 東京新聞を読んで | Trackback