憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

局内の爆弾

 1月29日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。
 今日はこの記事に学ぶことにする。
 筆者は、「25日の就任記者会見で「慰安婦はどこの国にもいた」「政府が右ということを左というわけにはいかない」などと発言。世界中を驚かせたNHKの籾井勝人会長。発言内容はもちろん問題。しかし、もう一つ見逃せないのは、この件をNHKが今のところ全く報じていないことである。新聞各紙が大きく報じ、あるいは社説で論じ、政権に甘い民放各局でさえニュースで取り上げているのにだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「自らの局内にアンタッチャブルな領域を持ってしまう皮肉。この時点で、すでに報道機関としてはアウトでしょ。
 図らずも爆弾積んで離陸してしまった飛行機と同じ。飛ぶだけは飛んでいるが、怖くてどこにも着陸できない。昨年の特定秘密保護法に至る報道でも、NHKの迷走ぶりは際立っていた。」と、指摘した。
 さらに筆者は、「NHK職員が加入する日本放送労働組合は28日「籾井会長の記者会見について」と題するメッセージを出した。
 会長発言を「異例」としつつも「今後の公共放送のあり方を放送法に即して考えていく上で、強い関心をもって見ていきたい」という歯切れの悪さ。私には悲痛なSOSに見える。」と指摘した。
 最後に筆者は、「彼らはすでに自力で爆弾を取り除く力を失っている。ならば視聴者がSOSに応じなくてはならない。会長の辞任を強く求めよう。公共放送の健全性を取り戻し、国策放送化を防ぐにはそれしかない。」と、締めくくった。
 筆者の指摘の通りだと思う。それにしても、支配階層に公器に値する人材が不足していることの証左であろう。まさに、政権末期の様相なのではなかろうか。政権の中枢はじめ、社会の中枢に座っている人材の、資質も吟味しないと、日本丸を沈没させかねないかも知れない気がしてきた。選んだ人も、選ばれた人も、公器の器量がないのではないか?
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by sasakitosio | 2014-02-01 08:01 | 東京新聞を読んで | Trackback