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by sasakitosio

デミトロフ

 1月28日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日はこの記事に学ぶことのした。
 筆者は、「「デミトロフ」といっても、チョコレートやケーキの名前ではない。ましてや「テルミドール」のような料理でもない。東欧ブルガリアの政治家である。
 私など老輩には、デミトロフは「獅子吼」という言葉とともに思い起こされる。獅子吼といえばデミトロフである。
 ゲオルギー・デミトロフは、1933年2月のドイツ「国会議事堂放火事件」の容疑者として逮捕された。が、ナチスの共産党弾圧を引き出すための、自作自演のでっち上げだった。ナチスの法廷に引き出されたデミトロフは徹底的に陰謀を論証して、翌年には無罪を勝ち取っている。
 しかし、名前が記憶されているのは、国会放火事件によってではない。その2年後に行われた「コミンテルン大会」での演説である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「彼は独善的で公式的、現実に全く通用しない、排他主義的な同志たちを批判、大胆な反ファッショ統一戦線の結成を呼び掛けた。
 ナチスと対抗するための、多様で広範な、民主主義のための共同行動を熱烈に訴えた。その情景が「獅子吼」として語り継がれている。」と、教えてくれる。
 最後に筆者は、「戦争に向かおうとしている、いまのこの危機的な状況にもかかわらず、広く手を組んで共同行動に立ち上がらず、あれこれ批判を繰り返している人たちに訴えたい。いったい敵は誰なのか、と。」と結んだ。
 読んで、 デミトロフの「コミンテルン大会」での演説が、録音でもあれば聞きたいと思った。また、この大会でのデモトロフの「獅子吼」の結果はどうなったのかも知りたいと思った。
 筆者のいらだちもよく分かった。
 そして、筆者の「危機的な状況」についての、共通認識をどう作るかが、難しいのだなとも思いました。文字からうけるもの、言葉からうけるもの、映像から受けるもの、それぞれ人によって「受ける強度、受ける深度、受ける切迫度」等、いわゆる理解度に差があるから、共通の意識づくりは、結構難しい。
 肉声・直伝が一番いいのだが、その場合時間的・距離的・場所的に限定的にならざるを得ない。
 「獅子吼」する人、それを同じトーンで伝える人、それを同じ周波数で受け取る人。全てをどうやってそろえるか?人の手でできるのだろうか?
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by sasakitosio | 2014-01-30 13:22 | 東京新聞を読んで | Trackback