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by sasakitosio

人より賢い機械と生きる

 1月23日朝日新聞朝刊23面、「人より賢い機械と生きる」という大見出しで、(コラムニスト)トーマス・フリードマンの記事が載った。
 もとは、ザ、ニュヨークタイムスだ。
 今日はこの記事を勉強することにした。
 筆者は、「前略。ソフトウエアや自動化の進歩に、一発お見舞いしたいと夢見ているは彼だけではない。自動運転の車や、工場ロボット化、人工知能搭載型の予約システムを思いだしてほしい。いずれもブルーカラーの仕事に取って代わっているだけではない。
 今ではホワイトカラーの技術や、グランドマスターにさえも取って代わろうとしている。
 この10年で何かが、とても大きな何かが起きたのだ。あらゆる職場や工場、学校でそう感じられている。わたしに言わせれば、要するに世界は「過度なつながり」へと移行した。その結果、経営者は海外から平均以上のソフトウエア、平均以上の、自動化、安価な才能を、ずっと手軽に入手できるようになった。「平均は終わった」のである。この新刊の共著者でマサチユーセッツ工科大学で働くエリク・ブリニョルフソンとアンドリュウー・マカフィーは、もっと具体的に説明する。私たちは第2次機械化時代の幕開けにいるのだと。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「彼らがいう第1次機械化時代は、1700年代後半に蒸気機関とともに産声をあげた産業革命である。「要は人間の力を増大させるための動力システム」の時代だったと、マカフィーはあるインタビューで説明している。「だが、いずれも決定を下す人間を必要としていた」。したがって、あの時代の発明は実際に人間の管理や労働力を「より価値のある、重要なものにした。労働力と機械は補完的な関係にあった。
 だが、第2次機械化時代では、「動力の用途を決定する制御システムの多くを自動化し始めている。多くの場合、人間よりも的確な判断ができる」というのだ。だから、人間と機械は補い合うのではなく、ますます置き換わるかもしれない。著者によれば、こうなったのは、「指数関数、デジタル化、組合せ」の三つで大きな技術的進歩があったからで、進歩が閾値を超えて急激な変化を起こし始めたということだ。
 チェスを発明した男にいたく感銘を受け、なにか褒美をつかわそうといった王様の話を彼らは「指数関数」の説明に持ち出す。
   <中略> 
 チェス戦局の残り半分をに突入した状況を、筆者らはムーアの法則と比べる。ムーアの法則は、デジタル式演算処理能力は約2年ことにとどまることなく倍増するという経験則である。蒸気機関が物質であり、性能が倍増するのは70年ごとだったのと違い、コンピューターは「常にほかの何よりも向上し高速化する」。渋滞の中を自動運転する車に、クイズ番組で優勝するスーパーコンピューター、ポケットにはわずか1世代前のスパコン並みの小さなスマートフォンがある。私たちはもうチェス戦局の後半戦にいるのだ。
 さらにインターネットの普及だ。地球上の誰もがスマホを持つようになるだろう。あらゆるレジ、飛行機のエンジン、温度自動調節器からのデジタルデータが、ネット経由で送信されるようになるだろう。私たちは即座にパターンを発見、分析し、世界的にうまくいっていることをすぐさま再現し、うまくいっていないことを改善できる。
 「組み合わせ」の進歩とは、たとえばグーグルマップを利用し、車にスマホを積んでいるだけで交通状況を自動的に送信する「ウェイズ」のようなスマホむけアプリーションと組みあわせることだ。これを全地球測位ステム(GPS)と融合させると、目的地への最適ルートだけでなく、「現在の 」最適ルートも教えてくれる。これでたちまち町で一番賢い運転手というわけだ。」と教えてくれる。
 私たちの世代はあまり人間に頼らず、より多く技術に依存することでせかいを良くする(あるいは破壊する)、かつてない大きな力を手にするだろうと著者らはいう。
 だがそれは、私たちが社会契約についてより深く考え直す必要があることをも意味する。
 労働とは、人間のアイデンティティや尊厳、社会の安定にとって非常に重要だからだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「著者らはこんな提案をしている。
 デジタル化した労働より安くするために、人間の労働への課税を引き下げる。機械と競争するのではなく、「機会とともに競争」できる人を増やすように教育を刷新する。新たな産業や雇用を創出する起業家精神を育むために、もっと行動を起こす。
 そして、すべての米国人に基本的な収入を保障するよう検討してはどうかと。見直すべきことはたくさんある、と彼らは言う。なぜなら、私たちは不況による雇用不安のただ中いるばかりではない。働く場の在り方お一変させる技術ハリケーンの真っただ中にもいるからだ。しかも、その勢いは倍増し続けてきている。」と終わった。
「 進歩が閾値を超えて急激な変化を起こし始めたということだ。」との指摘は、驚きだ。
 また、「私たちの世代はあまり人間に頼らず、より多く技術に依存することで世界を良くする(あるいは破壊する)、かってない大きな力を手にするだろうと著者らはいう」との指摘は、当たっているような気がする。
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by sasakitosio | 2014-01-26 21:15 | 朝日新聞を読んで | Trackback