憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

フォーディズム

 1月16日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、法政大学教授・武田茂夫氏だ。
 今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「20世紀初頭、ヘンリー・フォードは流れ作業方式でクルマを作る仕組みを作り上げた。破格の高級で優秀な労働者を集め、職制の厳しい監視で彼らの作業をシンクロさせてT型フォードは大量生産された。チャップリンが有名な映画のシーンで皮肉ったやり方である。
 クルマには労働者たちが無理なく買える価格をつけた。大量生産と大衆消費、それに中央の賃金交渉(日本では春闘)を組み合わせたフォーディズムはその後世界を席巻し、第二次大戦後に資本主義の黄金時代を支えた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「だが、この企業による統合と包摂の成功物語にはいくつもの暗点がある。労働と消費の自立性の喪失、大量廃棄などだが、組織と市場の問題も大きい。組織の外部は市場に委ねられて誰も責任を取らない領域になる。」と、指摘した。
 さらに筆者は、「最近のグローバル化でこの傾向はますます顕著になる。世界のアパレル大手の要求が、下請け末端バングラデシュでいかに過酷な労働現場を生み出したかは、昨年の工場倒壊事故で明るみに出た。雇用の非正規化は世界的な傾向でサービス業だけではない。米国の大手工場でも時給が半分の二等クラスの作業員がいるという。」と、教えてくれる。
 最後に筆者は、「安倍政権は政労使会議で賃金引上げを狙っているが、ベアにもボーナスにも賃金交渉にも無縁な非正規層はどうするのか。」と、労働者の中の格差について、警鐘を鳴らして、締めくくった。
 読んで、労働の歴史と結果を理解するのに、勉強になった。
 いつの時代も、資本主義国家も社会主義国家・共産主義国家も、支配者は労働者の奉仕と我慢の上に咲く花である。労働者の堪忍袋の緒がいつ切れるか?江戸時代にいわれた「百姓は生かさぬように殺さぬように」がいつまでも続くはずないと思うのだが?
 特に現代はコンピューター技術の発達は目覚ましく、情報のスピードは日々速く、地球のスペースは日々狭く、なっているのだから。
 
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by sasakitosio | 2014-01-19 19:54 | 東京新聞を読んで | Trackback