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by sasakitosio

ィエレン議長 中央銀行トップの資質は

 1月13日付朝日新聞社説下に。「風」という、署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、アメリカ総局長・山脇岳志氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「今月いっぱいで、米国の中央銀行のトップが交代する。
 パーナンキ氏からイエレン氏へ。女性初のFRB(連邦準備制度理事会)議長が誕生する。
 イエレン氏には、2003年の夏に、電話でインタビューをしたことがある。彼女はFRB理事を務めた後、カリフォルニヤ大バークリー校で教えていた。
 当時は00年まで続いたIT企業を中心とする株価バブルが崩壊し、FRBは、超低金利政策を続けていた。サンフランシスコで取材すると、住宅価格はすでに相当高騰していた。人々の舞い上がった行動は、日本の土地バブルを思い起こさせた。
 「消費を維持するためにFRBは住宅バブルを引き起こしているのでは」
 イエレン氏にそう聞いたら、答えは「FRBがバブルを作り出しているとまでは言えないと思う」。
 こうした見方は、FRB関係者や主流派のエコノミストに共通していた。「日本のようにバブル崩壊に苦しむことになるのでは」と尋ねても、ほとんどの人から「日本とは全く違うよ」と相手にされなかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「米国の住宅バブルは06年まで続き、その崩壊は、リーマン・ショック、金融危機の引き金となる。
 イエレン氏の答えで印象に残ったのは「なぜサンフランシスコの住宅価格がこれほど高いのかわからない」という言葉だ。
 エコノミストや経済学者は、公式に「わからない」とはあまり言わない。理屈や説明をつけるのが、職業としての習わしなのか。珍しく率直な人だと感じた。
 イエレン氏は、90年代の株価バブルの時には警戒心を持っていた。当時、理事だったイエレンは、議長のグリーンスパン氏の判断に、疑問を持ったこともあった。「グリーンスパンは、講演などで株価バブルに警鐘を鳴らし続けたほうがよかった。」と話している。
 06年まで18年半も議長を務めたグリーンスパン氏はカリスマ的存在だった。
 米メディアは、グリーンスパン議長の思考に注目するあまり、批判的な報道は影をひそめた。メディアの高すぎる評価が、バブルを加速させた面がある。そしてバブル崩壊とともに、グリーンスパン氏の名声は落ちた。
 「アベノミクス」をめぐる論調にも似たような怖さを感じるが、特定の人物が過度に称賛されるときには、どこかで警戒心を持っていたほうが良いように思う。
 後任のパーナンキ議長は、任期の多くを、バブル崩壊からの立て直しに費やした。米経済は回復できたものの、政策金利はほぼゼロであり、失業率も高い。」と指摘した。
 最後に筆者は、「イエレン氏は、再びバブルがささやかれる株価もにらみつつ、いつ金融の引き締めに転じるのか、難しい判断を迫られる。
 米国の過去2回のバブルを見抜き、昨年ノーベル経財学賞を受賞したシラー・エール大教授は、中央銀行のトップには「道徳的な信念を持ち、通説に影響されない独立した考え方を持つ人」が望ましいという。
 「(学問的に)証明できるかどうかや批判を気にせず、率直にものを言える人がいい」と。シラー氏は、イエレン氏の個人的な友人でもある。彼女の率直さと行動力に期待しているのだろう。」と、結んでいる。
 読んで、勉強になった。しかも、日本がアメリカと同じようなことをしているのではないか。かっての土地バブルの崩壊は、土地投資が、ある日政府の「総量規制」で、お金が回らなくなって、はじけた事は記憶に残っている。アメリカも日本も、金融緩和をいつまで続けられのだろうか?引き締めの時、何が起こるのだろうか?過去との違いは、最後の貸し手である「政府」そのものが、最大の借り手であることだ。日本政府は1000兆の借金がある。シラー先生は、先の見通しを、もっておられるのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2014-01-17 07:57 | 朝日新聞を読んで | Trackback