憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦死者と英霊

 1月12日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。今日は、この記事に学ぶことにする。
 筆者は、「安倍首相による靖国神社参拝は、日本を国際的孤立に追いやる暴挙である。今の日本には、満州事変後、国際連盟を脱退した時のように自己中心主義が横溢している。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「今日は国内問題として、戦死者の弔い方を考えてみたい。首相はいつも英霊への尊崇の念を表したいという。英霊とは、最近話題の映画「永遠のゼロ」で描かれているような、祖国防衛のために命を捨てて的にぶつかって、死んだ兵士のことだろう。しかし、戦死者をそのような英雄のイメージでとらえることは大間違いである。
 歴史家、藤原彰氏の調査によれば、アジア太平洋戦争で戦没した日本軍人230万人のうち、6割以上の140万人前後が戦闘行動による戦死ではなく、餓死もしくは飢餓による病死であった。
 食料も薬品もなく前線に投入された兵士は、なんと戦っているのか意味も分からず、無念の死を遂げた。軍国日本の指導者の大半は、兵士にまともな戦闘をさせることさえできずに、多くを死に追いやった無能な輩だった。非業の死を遂げた兵士を等し並みに英霊扱いすることは、むしろ死者を冒涜する所業である。」と、指摘した。
 最後に筆者は、「今の私たちがなすべきことは、無念の死を強いられた人々に申し訳ないという気持ちを声低く伝えること、そして、無能な指導者の跋扈をっ絶対に繰り返させないことである。」と、締めくくった。
 地域を歩くと、自宅敷地内や、墓地に、軍人の大きな石碑を見るたびに、この人は、餓死・病死でなかったのだろうか?といつも考えていた。もし、霊があるとすれば、霊は戦死の真実を遺族に伝えたくなるのだろうか?とも、よく考えた。
 戦争をはじめる人と、実際に戦闘する人が異なることに、いつも理不尽さを感じてきた。無能・無責任な輩ほど、国民迷惑な指導者はいない。昔、火事や泥棒は怖くない、一番怖いのは「せがれ」の出来が悪いことだ。なぜなら、泥棒は持てるだけの被害、火事は燃えるだけの被害で敷地までなくならない。ところが、せがれのできの悪いのは、敷地までなくなるとのことであった。これに、もう一つ加える必要がある。できの悪い(無能・無責任)指導者を誕生させると、国まで滅ぼす。筆者の言うとおり、「無能な指導者の跋扈を繰り返させない」ことが、全ての前提のような気がした。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20240261
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-01-16 20:04 | 東京新聞を読んで | Trackback