憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

人間中心の国づくりへ

 1月1日付東京新聞社説に、「人間中心の国づくりへ」大見出しで、「強い国への疑心暗鬼、人には未来と希望がある、涙ぐましい言論報道」の小見出しで、グローバリゼーションと中国の大国化に「強い国」での対抗を鮮明にした政権、についての記事が載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は「<前略> 強い国志向の日本を世界はどう見ているか。昨年暮れの安倍首相の靖国参拝への反応が象徴的。中国、韓国が激しく非難したのはもちろん、ロシア、欧州連合(EU)、同盟国の米国までが「失望した」と異例の声明発表で応じました。戦後積み上げてきた平和国家日本への「尊敬と高い評価」は崩れかかっているようです。」と、指摘した。
 つづけて社説は、「アベノミクスも綱渡りです。異次元の金融緩和と景気対策は大企業を潤わせているものの、賃上げや消費には回っていません。束の間の繁栄から奈落への脅えが付きまといます。すでに雇用全体の4割の2千万人が非正規雇用、若き作家たちの新プロレタリア文学が職場の過酷さを描きます。 人間が救われる国、社会へ転換させなければなりません。
 何が人を生きさせるのかーー。ナチスの強制収容所で極限生活を体験した心理学者V・E・フランクルが「夜と霧」(みすず書房)で報告するのは、未来への希望でした。愛する子供や仕事が、友人や妻が待っているとの思い、時には神に願い、誓うことさえ未来への希望になったといいます。
 人はそれぞれふたつとない在り方で存在している。未来はだれにもわからないし、次の瞬間なにが起こるかもわからない。だから希望を捨て、投げやりになることもないのだ、というのもフランクルのメッセージでした。 
 社会にも未来と希望があってほしいものです。4月から消費税率引き上げとなる2014年度の税制大綱は企業優遇、家計は負担増です。<中略>
 税もまた教育や医療と介護、働く女性の育児や高齢者福祉サービス、若者への雇用支援など人間社会構築のために振り向けられなければなりません。そこに未来や希望があります。<中略>
 脱原発も人間社会からの要請です。10万年も毒性が消えない高レベル放射性廃棄物の排出を続けるのは無責任、倫理的にも許されません。コスト的にも見合わないことがはっきりしてきました。
 「原発ゼロ」の小泉純一郎元首相は「政治で一番重要なことは方針を示すこと。原発ゼロの方針を出せば、良い案を作ってくれる」「壮大な夢のある事業に権力を振るえる。結局、首相の判断と洞察力の問題」と語りました。首相の洞察力は無理なのでしょうか。」と、半分あきらめている。
 最後に社説は、「特定秘密保護法でメディアの権力監視の責任と公務員からの情報を引き出す義務はいちだんと重くなりました。それにもまして大切なのは、一人ひとりの国民の声に耳をすまし伝え、できれば希望になることです。画家の安野光雅さんは、それを「涙ぐましい報道」と表現しました。涙ぐましい努力を続ける報道でなければなりません。」と、自戒を込めて締めくくった。
 未来への希望が、人を生きさせるとは、いいことを聞いた気がしました。
 般若心経に「照見五オン皆空」という一節があります。これは、全てのものが実質がなく、移ろいゆくものだと聞いたことがあります。
 未来は、いずれにしても、無限、無辺のようですから、同じなら希望を持って生きたいものだ。おしなべて、指導者たる者、被指導者に夢と希望を与えれれるものであってほしい。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20221598
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-01-12 13:41 | 東京新聞を読んで | Trackback