憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

中国の夢の行方は 週のはじめに考える

 12月22日付東京新聞社説に、「中国の夢の行方は 週のはじめに考える」という大見出し、「病理は氷山の一角、「国進民退」ではなく、信の大国の進む道」の小見出しで、中国のことが記事に載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「習近平体制が発足して一年になる11月中旬、上海を訪れました。世界第二の経済大国となった中国の発展を象徴する大都市です。
 重機がうなりをあげるマンション建設現場わきの大通りで、営業マンから分譲マンションのチラシを手渡されました。
 「5百50万元、7百九〇万元・・・」人民元で書かれた金額を日本円に換算して驚きました。およそ九千三百五十万、一億三千四百万円となります。まさにバブルの真っ盛りです。<中略>
 都市部の格差について、北京大学が今年夏に公表した調査結果は、衝撃的でした。最富裕層(上位5%)と最貧層(下位5%)の世帯年収の差は、240倍にも。都市と農村の格差も深刻です。上海に見たのは、中国が抱える深刻な病理のまさに氷山の一角にしかすぎないのです。」と切り出した。
 つづけて社説は、「改革解放政策と市場経済化が複雑に絡み合って生み出された格差の解消こそ、船出して一年の習政権の最大の課題だといえます。
 習主席は就任直後の全国人民代表大会(全人代)で、「中国の夢」を実現すると訴えました。そして「中国の夢とは、人民の幸福を実現することだ」と強調した。<中略>
 国家の富強を前面に打ち出すことで、臨界点に達している汚職腐敗や格差や国内矛盾から目をそらそうとしているのなら、つくろいにとどまるでしょう。<中略>
 ですが、記者や編集者の資格制度を厳しくするなど、言論や思想の引き締めを強めていることには内外の懸念があります。
 最も心配なのは、国有企業改革などで既得権益層に十分切り込めなかったことです。民が切望しているのは、党や国家の威信を借りて私腹を肥やすような、社会的な不公平の解消なのです。
 大国のかじ取りを任された習指導部には、ここに手をつけずに「人民の幸福という中国の夢」の実現は難しいということを胸に刻んでほしいと思います。」と、希望している。
 さらに社説は、「一方的な防空識別圏の設定は平和的な領土問題の解決を訴える中国の姿勢と食い違っています。欧米メディアは「極めて挑発的」「無責任ゲーム」と、厳しく批判しています。
 国内求心力を高める狙いがあるのかもしれませんが、指導者が「戦争に勝てる人民の軍の建設」などと、威勢のよい言葉で過度に民族意識をあおるのは危険なことです。」と指摘した。
 最後に社説は、「経済が大きくなっただけでは十分ではありません。真の大国にふさわしいふるまいとは、万が一にも一触即発の危険な事態が起こらぬよう、平和的な台頭を目指す道のほかはありえないのです。」と締めくくった。
 30年程前の夏、柏市と承徳市が姉妹都市になったことを機会に、7歳から70歳の年齢構成の20人の団体で、承徳市を訪問した。
 その時に、市の偉いひとから「日本は中国に攻めてこないか?」と真顔で聞かれたことに驚いた。経済大国になった日本が、軍事大国になることを心配していたのだろう。彼らに「日本国憲法の平和条項」を説明してやればよかったと、今にして思う。
 日本は、軍事国家が破綻し、軍隊の信用が亡くなって、戦後68年を過ごしてきている。しかし、中国は解放軍が健在だ。いわゆる軍事国家である。そこに、共産党一党独裁の政治があり、戦後の世界平和の中で、資本主義経済を導入し、外資の参入によって急激に「経済発展」を遂げることができただけではないか?軍事国家・独裁国家の本質は変わっていないのではないか?それが、民主的な国家に代わるのを、じっくり待つしかないのかもしれない。中国の民衆の力を信じて。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20154255
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2013-12-27 10:22 | 東京新聞を読んで | Trackback