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by sasakitosio

公文書公開に逆行

 12月21日付東京新聞朝刊1面に、「秘密保護法 言わねばならないこと」という、署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、歴史学者・信州大教授・久保亨氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
筆者は、「日本は公文書の保存、管理、公開では後進国だ。国立公文書館の保存資料やスタッフ数は欧米、中国と比べて桁違いに少なく、各国の公文書館を利用する歴史学者は皆、日本の立ち遅れを痛感してきた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「2001年に情報公開法、11年に公文書管理法が施行され、法的枠組がようやく整ったのに、特定秘密保護法は逆行している。外交でも、情報公開した上で自国の立場を釈明するのが本来の道筋である。
 もちろん守られるべき秘密はあるが、現行法制で対応できる。二つの法律の補正、強化が大切なのに、なぜ脅しのような新法が必要なのか。政府は十分に説明していない。」と指摘した。
 さらに筆者は、「欧米やアジアでは市民革命や独立運動後、公文書館がつくられた。自分たちの歴史が文書で記録され、公開される大切さを知ったからだ。しかし、下からの民主化の経験がない日本では、パブリック(公)の概念が確立しないまま近代国家ののふりをし、公文書への認識も抜け落ちてきた。
 国民が情報を獲得してチェックし、行政はチェックされていることを念頭に動く仕組みがなければ、真の民主主義国家とは言えない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「秘密保護法の廃止を目指すのはもちろん、同時に、民主社会を支える情報公開で日本がいかに遅れているか、それが国際的な立場をどれほど危うくするものか、国民全体が自覚しなければいけない。」と、締めくくった。
 よんで、日本が公文書の保存、管理、公開で後進国であることは、はじめて知った。国民がチェックし、行政はチェックされていることを念頭に動く仕組みの、大切さも分かった。
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by sasakitosio | 2013-12-26 17:24 | 東京新聞を読んで | Trackback