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by sasakitosio

政治と利権の深い闇

 12月20日付朝日新聞社説に。「猪瀬氏の辞意 政治と利権の深い闇」という見出しで、猪瀬東京都知事の辞任に関する記事が載った。
 今日はこの記事に学ぶことにした。
 社説は、「有権者が1千万を超える都知事選は、都市型選挙の典型と見られてきた。幅広い民意の支持がものを言い、金権選挙にはなりにくいはずだった。
 ところがその裏側では、都から補助金を受けている医療法人・徳洲会側から、猪瀬氏に5千万円もの現金が動いていた。
 猪瀬氏は徳洲会側とは面識がなかったとされる。石原慎太郎前知事と親しかった徳洲会は、都政とのパイプをつなぎとめたかったのだろう。
 それは猪瀬氏だから、はまった落とし穴でもない。知事という権力の座には、さまざまな思惑をもった人がまとわりつく。その舞台が、徳洲会事件のために厚いすきまから垣間見えたに過ぎまい。」と切り出した。
 つづいて社説は、「猪瀬氏に期待されたのは、この古い政治の打破のはずだった。ジャーナリストとして、副知事として、多くの利権を追及する姿勢を見せてきた。
 彼なら今までの職業政治家と違って利害関係にとらわれない政治をしてくれるーー。「アマチュア」ならではの斬新な政治を有権者は臨んだことだろう。
 ところが、選挙の前から利害関係者とカネのやり取りし、発覚後も言い逃れを二転三転させた。その姿は旧来の政治家となんら変わらなかった。
 猪瀬氏には、東京電力病院の売却にまつわる疑惑も浮かんでいる。まっとうな説明をしないまま幕引きは許されない。
 政治家として身を引いても、事実の重みを説いてきた作家としての説明責任は消えないことを肝に銘じるべきだ。」と、指摘した。
 さらに社説は、「私たちは何を頼りに、どんなリーダーを選べばいいのか。有権者に残した問いかけは大きい。
 猪瀬氏の去り際も象徴的だった。辞任を決意させたのは前任の石原氏から促されたことだという。自民党本部が公然と辞任をもとめたことも決定的だったろう。
 有権者の怒りの声よりも、背後に控える政党やOBが引導を渡すことによって政治生命が絶たれる。この経緯自体、猪瀬氏が古い政治の世界にからめとられていたことを物語っている。」とも指摘した。
 最後に社説は、「徳洲会と関係のあった政治家は猪瀬氏だけではない。政治に利害関係をもつ団体も徳洲会だけではない。「猪瀬問題」で終わらせるべきで話ではない。」と締めくくった。
 社説の嘆きと怒りは理解できる。
しかし、猪瀬問題は、選挙が私営で行われ、被選挙人の資格が無指定である限り、人の心を捕まえている「宗教団体」、余裕のお金を集められる「経済団体」に、議員・知事・市長等権力が集中するポストをめざす「個人」は頼り、その団体が「個人」に影響力を及ぼすのはごく自然の姿ではないか。この、現実を直視、人は間違いや勘違いを起こしやすい「動物」であることを前提として、みんなが権力者の誕生から退任までを「注視」することが大切ではないか。
 さて、それよりも、都知事選が降ってわいたように始まる。
 新聞に噂の候補者が、写真入りででている。特定秘密保護法の施行前の「都知事選」だ。日本で一番目立つ「選挙」で、特定秘密保護法の是非を、一大争点に仕上げられないか?脱原発をも一大争点に出来ないか?国会議員なら「秘密保護法の賛否」を大衆に明らかにする。政党の支援も、自公はじめ秘密保護法に賛成した「政党」の支援の「存否」も大衆に明らかにする。立候補者個人の信条・政策を大衆の前に明らかにする。
 この辺の作業を、メディアの総力でできないだろうか。
 日本の民主主義を、特定秘密保護法という「ウイルス」からまもる「ワクチン」に、都知事選挙をしたいものだ。
 猪瀬問題で、「特定秘密保護法」の危険性が、忘れられてはたまらない。
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by sasakitosio | 2013-12-22 08:16 | 朝日新聞を読んで | Trackback