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by sasakitosio

米副大統領訪中の目的

 12月15日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「バイデン米副大統領は、今回の極東訪問でなにを達成したのだろうか?
 「米副大統領のメッセージは不十分」
 ウォールストリート・ジャーナル紙の社説が指摘したように、副大統領は東京では「東シナ海の現状を一方的に変更しようとする(中国の)動きを米国は深く懸念している」と日本を支持しておきながら、北京での習近平・中国国家主席との会談では「深い懸念」は表明したものの「撤廃」までは求めず、隣国同士の話し合いを促すにとどまった これでは、米国は中国が設定した東シナ海上の防空識別圏について中国に容認の意思表示をしたも同然で、「深い懸念」は日本に対するリップサービスのようなものだったとしか考えられない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「その一方で、バイデン副大統領は旧知の仲の習主席と五時間半にわたる首脳会談や晩餐会を通じて、打ち解けた雰囲気の中で公式な議題を超えて多岐にわたる討議をしたという。
 「二人の間の活発な意見交換には正直びっくりしましたよ。お互いに居心地よさそうでしたし、個人的な会話や逸話や自分の分析に基づいた話など喜々として話してました」
 両首脳の会談に同席した米側の随員は、ロスアンゼルス・タイムズ紙の記者にこうもらしている。」と、教えてくれる。
 さらに筆者は、「実は、バイデン副大統領の今回の旅の目的も、本来は中国とのさらなる意志疎通を通じて経済交流の促進をはかることだったといわれる。
 それは先週のこのコラムで、ホワイトハウスのライス国家安保担当補佐官が「米国は中国とは新しい大国関係を機能させようとしている」と述べ、習主席の提唱している「米中二超大国体制」を容認したのではないかと指摘したことにつながるものではなかろうか。
 オバマ政権のアジア政策は、はじめ「基軸戦略」という中国封じ込めの方針が打ち出された。しかし、提唱者のクリントン国務長官が去り、それは「リバランス(再均衡)戦略」に変わった。」と、アメリカの対アジア戦略の変化を、教えてくれる。
 最後に筆者は、「その狙いは、中国と経済的緊密化を図ると同時に、日本など周辺同盟国との関係を強化して安全保障上のバランスをはかるというものだった。しかし、今やそれは中国との経済連携により軸足を置く「再均衡」になっているのではなかろうか。
 このままでは、習主席のいう「米中が太平洋を分割支配する」ことにもなりかねない。そうした中で、日本がどうサバイバルをはかるか、新設される日本NSC(国家安全保障会議)は冷戦思想を脱した新しい国家戦略の策定が急務の課題になりそうだ。」と結んだ。
 今日(12月17日)の昼のNHKニュースで、国家戦略のことが出ていた。筆者には、今だされた、政府の「国家安全保障戦略」、「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」について、その中身が、筆者の言う「冷戦思考を脱した新しい国家戦略」になっているのかどうかわからない?
 次回の、コラムに期待したい。
 また、アメリカの政府要人が、「中国の人権弾圧」に対して、過去のように、指弾しなくなったことが不思議でならなかった。が、筆者のこのコラムを読んで、少しわかったような気がした。
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by sasakitosio | 2013-12-18 20:15 | 東京新聞を読んで | Trackback