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by sasakitosio

中国の憂国論、75年前と今

 12月12日朝日新聞社説下に、「社説余滴」という、署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、国際社説担当・村上太輝夫氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「中国歴代王朝には、誕生から繁栄、衰退に至る一種の循環がみられる。
 内乱を経て政権が確立し平和が訪れると、民生が安定して人口が増えるが、一人あたりの農地が減って困窮する。
 対する役人は当初、質素でまじめだったが、平和な時代に贅沢を覚え、汚職まみれになり、民衆を圧迫する。すると再び反乱が頻発し、やがて王朝は倒れる。
 中華民国の外交官にして歴史学者だった蒋廷黻が1938年の著作「中国近代史」(佐藤公彦訳・東京外語大学出版会)に記した歴史法則だ。清朝も例外ではない。蒋に言わせれば西欧列強のせいというより、自身の抵抗力の喪失が没落の原因だった。」と、教えてくれる。
 つづけて筆者は。「今の中国はどうか。もとより工業化が進み、昔のような貧困の広がりは考えにくい。だが、経済成長は率が伸び悩んでいる。少子高齢化で、期待するほどには豊かにならないかもしれない。
 一方、政府幹部や国有企業経営者の不正蓄財が後を絶たず、腐敗が進行している。ならば、法則が当てはまる状況が訪れるのではないか。」と、指摘した。
 さらに筆者は、「こう考えると、先月の中国共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)で打ち出された改革方針の必然性が見えてくる。
 経済全体で市場の比重を高め、効率と公平性を」重視し、政府の役割を見直す。もう一段の成長を促すためだ。
 一方、腐敗事件に対処するため党の体制を強化することも掲げた。各地では党幹部の汚職摘発が続いている。」と、指摘した。
最後に筆者は、「さて、蒋廷黻は、軍閥割拠、日本による圧迫という危機に直面する中華民国の前途を考え抜いた揚げ句、蒋介石独裁によって真の統一を図るべしという結論を出し、他の知識人と袂を分かつに至った。
 それもまた、今の中国を連想させる。
 3中全会で決まった国家安全委員会や党中央改革指導グループの設立を通じ、習近平氏が権力集中を強めるだろうとみられているいるからだ。そして、ごくまっとうな改革を主張する市民活動家を抑圧する動きが強まっている。
 全中国を必ずしも掌握できなかった蒋介石に比べ、習体制は相当に強力だ。これは決定的な違いと言える。 だがもう一つ、違いがある。当時と比べて国民の知識水準は各段に上がった。愛国教育を受けているとはいえ、支配者の言うことを何でも素直に聞くとは限らない。」と、教えてくれる。
 中国を、まるごと好きで、過去の文化に興味を持ち、承徳、北京、南京、蘇州、上海、香港、桂林、西安、曲阜と30年間の内に、団体を組み、あるいはツアーで、あるいは独り歩きで、中国を見て・歩き回って、来た。  反日暴動のあとは孔子の故郷「曲阜と泰山、斉の長城」を独り歩きしてきた。いつも、中国の「人民の暮らし」を目を皿のように、心を針のように、耳や鼻を犬のように利かせて、全力もって探知してきた。自分の全知・全能ですから、たかが知れていますが?
 国民の過半が、豊かになり、自由になったら。そんな人民が「独裁政権の不自由」に、そう長くは耐えられないのではないか。と、思って、中国を発った。しかも、今の時代は、情報の伝達量とスピードが、過去の時代と超超超的に、違う。その中で、いかなる体制であっても、国民の大半を長期にわたって、「目隠し」「耳ふさぎ」「口封じ」運動封じ」が、とてもできるとは思わない。「反発・反動」の大きさは、激しさは、「抑圧・ひずみ」の強さ、長さに比例するのではなかろうか?また、世界は、地球は狭くなり、どこにも亡命できる国は、なくなるのだはないか?
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by sasakitosio | 2013-12-17 16:42 | 朝日新聞を読んで | Trackback