憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

反対の声が歯止めになる

 12月11日付朝日新聞朝刊一面に、「どうする秘密保護法」の囲み記事がある。今日の発言者は、憲法研究者の奥平康弘氏だ。
 今日はこの記事に学ぶことにする。
 奥平氏は、「世論の強い反対を退け、1952年に成立した破壊活動防止法(破防法)の本来の狙いは団体規制でした。しかし、この規制は一度も適用されていません。オウム真理教に対して破防法に基づく解散の指定が請求されましたが、97年に棄却されました。」と、切り出した。
 つづけて、奥平氏は、「暴力主義的破壊活動をした団体が将来も同じような活動を行う明らかな恐れがある場合、解散指定されると活動できなくなります。冷戦を背景に当局が念頭に置いていた団体は日本共産党などでした。当時、戦前の特高警察が再現されるのではと危険を感じた労働組合や学術団体、野党が強く反対しました。学生だった私もデモに参加しました。結果、国会では原案が修正され法律を適用する条件が厳しくなり、施行後も当局への歯止めになったのです。」と教えてくれる。
 さらに、奥平氏は、「特定秘密保護法への反対の動きは政治史に残るでしょう。85年に国家秘密法が廃案になった時も、反対の広がりはこれほどではありませんでした。市民の自由の幅をできるだけ守るべきだという意識の表れだと思います。戦前への回帰への恐れというより、官僚の秘密主義が今も残っていることへの危機感が強いからだと見ています。」と指摘した。
 最後に奥平氏は、「今回の反対の声も法律乱用の歯止めになると思います。同時に絶えず監視していくことが必要です。公務員や記者らが秘密漏洩罪に問われたとき、知る権利を保障する憲法21条に反するとして司法の場で論陣を張れるはずです。」と締めくくった。
 専門家の、意見を聞くと、知らないで不安を持っているものとっては、良い安心材料になる。
 少し気になるのは、奥平康弘氏は、東大の名誉教授であったと記憶しているが、この記事の肩書にそれがないのは、特定秘密保護法に反対したために、東大名誉教授の肩書き奪われたのか?また私の見間違え、調査不足かもしれないが、たしかに、特定秘密保護法に反対した、憲法学者や刑法学者の中に、東大の教授は見当たらなかったような気がするが? 
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by sasakitosio | 2013-12-14 19:30 | 朝日新聞を読んで | Trackback