憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

対抗の方法

 12月11日東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」(瀧口範子訳・ちくま学芸文庫)には、「権力に対抗するための教科書」という副題がついている。
 独裁体制下にある人々がいかにして体制を崩壊させるか(しかも非暴力によって!)をといた文字通りのマニュアルだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「昨年の今頃、これを読んだときには、正直「日本じゃ無理」と思った。が、昨日読み直してみたら、おお、ストンと胸に落ちるではないか。
 理由は二つ。ひとつは安倍晋三政権がここまで強権的だとは一年前には想像しなかったことである。改憲をちらつかせるだろうとは思ったが、まさか一年後にこんな悪法を成立させるとは。もうひとつは今の日本じゃ市民運動はは盛り上がらないだろうと、どこかであきらめていたこと。それはどうやら間違いだった。」と、反省している。
 さらに筆者は、「非暴力行動の方法としてシャープは198の方法をあげている。
①公共の場で演説する、
②反対意見や支援を示す手紙を送る
③組織や機関による宣言を行う
④署名入りの公共声明を出す
⑤告発や決意を宣言する
⑥グル―プや大衆による嘆願をだす・・・・・
秘密保護法案に反対する過程でいずれも実行に移されたほうほうである。」と、教えてくれる。
 最後に筆者は、「たった一年で日本はこんなにも「独裁体制」に近づいたのである。法案は通ったが、抗議の声はやまない。何が「嵐は去った」だ。嵐はこれからだよ、」と締めくくった。
 相変わらず、テンポよく、面白い。今日はためになった。
 ジーン・シャープの「独裁体制から民主主義へ」は、自分も買って読む気になった。かって、この欄で「ホワイトアウト」の本が紹介され、さっそく買って読み、知り合いにも勧めもした。
 若いころ、「どのようにして、何故に、何の目的で」ヒットラーが、選挙制度があったのに、独裁者になって、ユダヤ人の大量虐殺まで起こしたのか?知りたくて、ヒットラーの名前の付く「本」を、本屋で見つけ次第買って読んだが、いまだに理解しがたい。当時のドイツ社会を知らないからだ。と思うが。 
 今の日本社会ははたして、どうだろう。日本国憲法、世界に誇る「平和、自由、平等、民主」の憲法を持ち、軍事国家にならず数十年、四季豊かな自然の中で、おかげさま・お互い様の、人間関係の中で暮らしてきた「われわれ戦後日本人」が、再び「ファシズム国家」をうみだすのだろうか?直観的に、結論的にそんなことはありえないと、思うのだが?これも油断の内なら、危うい。

 
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by sasakitosio | 2013-12-14 07:03 | 東京新聞を読んで | Trackback