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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

今、無力感に陥ってはならぬ

 12月10日付朝日新聞の社説横にに、読者の声欄がある。その中に。作家・森村誠一(80)氏の意見が載った。
 森村氏は、「国民の全国的な反対の声に耳をかさず、特定秘密保護法案の強行採決に無力感に陥った人は多いでしょう。前政権に失望して国民は、現政権に一票を投じたことを後悔していると思います。」と、切り出した。
 つづけて森村氏は、「現政権を見ていると、民主主義はあり得ないという思いを強くします。国民から選ばれた政権が任期中、国民の意思をを無視して発動できる強権は、独裁政治となんら変わりません。国民がどんなに異議申し立てをしても国会で大多数が賛成すれば可決し成立します。」と、嘆いている。
さらに森村氏は、「太平洋戦争中、国民を欺き、国を誤らせた大本営発表は、まさに特定秘密保護法の原形です。現首相が強行した悪法は一代限りでなく、累代相続され、必ず強化拡充されていきます。よいことを強化するよりも悪いことを強化する方がはるかに楽であり、「悪貨は良貨を駆逐」します。」と指摘した。
 最後に森村氏は、「戦争の犠牲を全く無意味にする悪法成立の前で無力感に陥ってはなりません。この悪法を阻止するために国民は声をあげ、全国的な阻止運動を盛り上げていく秋であると思います。」と結んでいる。
 ご意見のとおりだ。戦前と違って、今、日本国憲法がある、選挙がある、基本的人権がある、過半の国民がその気になれば、政治は簡単に変えることができる。一人の気づきを、二人の気づきに、二人の気づきを4人の気づきに、やがて、過半の国民の気づきに。
 マスコミも大半は、この悪法の廃止に賛成してくれるでしょう。
国民が集中・連帯できる、「この悪法廃止」という、新たな・具体的な「目標」が、できたと思って、自分のポジションから周囲に発信しましょう。
 
by sasakitosio | 2013-12-12 07:31 | 朝日新聞を読んで | Trackback