憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

裁きを逃れる「秘密」  秘密保護法案

 12月2日付朝日新聞社説に、「秘密保護法案 裁きを免れる「秘密」」の見出しで、特定秘密保護法案の司法に及ばす影響ついての「記事」が載った。
 今日はこの社説を勉強することにした。
 社説は、「特定秘密保護法案には、裁判の公正さの観点からも、大きな懸念がある。
 「特定秘密」とされた情報を漏らしたり、取得したりしたとして罪に問われたら、どうなるのだろう。」と切り出した。
 つづけて社説は、「裁判では、その情報が本当に秘密とすべきかどうかが争点となる可能性が大きい。だが、法廷で情報そのものが示される可能性はほとんどない。何が問題かわからないまま、処罰されることになりかねない。
 共謀や未遂のケースでは、どんな秘密にかかわって罰せられるのか、被告自身が分からないという事態さえ考えられる。」と、恐ろしい指摘をした。
 さらに社説は、「その情報を漏らしたり取得したりした行為は、それが社会にもたらした損害と利益に照らして、処罰が必要かどうか検討されるべきである。情報の中身の吟味は不可欠だ。
秘密というにはあまりにも取るに足りない情報にかかわって、起訴されることもあるかもしれない。秘密指定したことの行き過ぎがとわれないまま、処罰することは許されないだろう。
 特定秘密を証拠として調べる必要があるかどうか検討するため、非公開の手続きで、裁判所が検察側に秘密の提示を命じる可能性はある。
 検察側はそれさえ応じないのではないか。通常の事件ならこのような命令に検察側は対応するのが原則だ。しかし特定秘密をめぐる事件では、秘密を出さないことが有罪の立証よりも優先されかねない。」と、危険性を指摘した。
 最後の社説は、「歴史を振り返れば、秘密保護に伴う罰則の狙いは、違反者を有罪にすることより、むしろ政府が秘密にしたい情報に近づこうとする行為を威嚇し、萎縮させるところにあった。
 有罪に持ち込めなくても、疑わしい人物を逮捕し、捜索、取り調べをするだけで、一定の目的を果たせる。そのような性格が今回の法案に透けて見える。
 適正な刑事手続きにもたらす影響はあまりに大きい。」と、結んだ。
  読んで、この法律の問題点が、また一つ分かった。国民は、憲法で、「この憲法が保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に当たえられ」「逮捕・捜索には、現行犯の場合を除き、裁判所の発行する(令状)が必要」「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な裁判を受ける権利を有する」等、守られている。それらへの、あからさまな挑戦が、特定秘密保護法であることが、分かった。
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by sasakitosio | 2013-12-05 19:37 | 朝日新聞を読んで | Trackback