憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

史上初の英断を尊べ 参院選は「違憲・無効」

 11月29日東京新聞社説に、「史上初の英断を尊べ 参院選は「違憲・無効」の見出しで、参院選で「違憲・無効」の判決を出した、広島高裁岡山支部の判決が記事に載った。
 今日はこの社説を、勉強することにする。
 社説は、「参院選の「違憲・無効」の判決は史上初だ。広島高裁岡山支部は限りなき一票の平等を求めた。この英断を尊び、国会は速やかに抜本改革を図るべきだ。」と切り出した。
 つづけて社説は、この判決が秀悦なのは、国民主権原理や、代表民主制などについて、正確かつ常識に沿って適用した点に表れている。
 日本国憲法は「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し・・・・・」で始まる。その文言を引用しつつ、「国民主権を実質的に保障するためには、国民の多数意見と国会の多数意見が可能な限り一致することが望まれる」と述べた。これが憲法が求める平等な一票の姿である。<中略>
 有権者の一票の価値にゆがみが生じると、当然ながら、国民の多数意見が国会議員の多数意見にならない。判決はまっとうな視点に立っている。」と指摘した。
 さらに社説は、「「全有権者の3分の1強の投票で、選挙区選出議員の過半数を選出できるのであって、(中略)投票価値の不平等さははなはだ顕著である」 小学生レベルの算数の世界だ。
 深刻なづれを生む選挙制度が、まかり通ってきた方がおかしい。
 国民主権や代表民主制、法の下の平等という憲法原理を用い、
 「選挙権に関しては、国民はすべて政治的価値において平等」「徹底した平等化を志向するものである」とも言った。根源的で良心的な考え方だと評価したい。」と、している。
 さらに続けて社説は、「長く参院では、約5倍もの格差が漫然と放置されてきた。2009年の最高裁は「合憲」としつつも、「定数を振り返るだけでは格差の縮小は困難」と抜本改正を求めた。<中略>
 09年の大法廷判決から、実に約3年9か月もの期間があった。この経緯を眺めるただけでも、立法府の慢性化したサボタージュは明らかだ。昨年の最高裁では、複数の裁判官が現行法の枠組みを続ければ「選挙無効にする」と言及したから、岡山判決が突出しているのではない。むしろ、「現行方式を改めよ」とする“憲法の番人”の指摘に忠実だったといえる。」とも指摘した。
 最後に社説は、「今回の訴訟の特徴は、全国47すべての選挙区での無効を求めている点だ。ひとつの選挙区だけ無効が出た場合、その議員が不在のまま是正が行われる。 
 その不公平がないように、あえて全国提訴したわけだ。違憲でも選挙は有効とする「事情判決の法理」を封じる狙いもある。高裁レベルの判決が終了すれば、最高裁はいよいよ決断が迫られる。
「国民の多数決と国会議員の多数決の一致」~。当たり前の答えが出るのを期待する。」と締めくくった。
 この判決を、社説で学習して、分かりやすかった。最高裁の過日の衆院選の判決をみて、がっかりした。これでは、広島高裁岡山支部の方が、最高裁よりも、「憲法の番人」役をはたしているではないか?最高裁よ、伝家の宝刀、抜けない人がもっていては、はた迷惑・国民迷惑だよ!!
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by sasakitosio | 2013-12-02 13:36 | 東京新聞を読んで | Trackback