憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

民意おそれぬ力の採決  特定秘密保護法案

 11月27日付朝日新聞社説に、「特定秘密保護法案 民意をおそれぬ力の採決」という見出しで、26日の衆院本会議での特定秘密保護法案にかかわる記事が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「数の力におごった権力の暴走としか言いようがない。
民主主義や基本的人権に対する安倍政権の姿勢に、重大な疑問符がつく事態である。」と切り出した。
 つづけて社説は、「特定秘密保護法案が、きのうの衆院本会議で可決された。報道機関に限らず、法律家、憲法や歴史の研究者、多くの市民団体がその危うさを指摘している。法案の内容が広く知られるにつれ反対の世論が強まる中でのことだ。
 ましてや、おとといの福島市での公聴会で意見を述べた7人全員から、反対の意見を聞いたばかりではないか。
 そんな民意をあっさりと踏みにじり、慎重審議を求める野党の声もかえりみない驚くべき採決強行である。」と指摘した。
 さらに社説は、「この法案の問題の本質は、何が秘密に指定されて」いるのかわからないという「秘密についての秘密」にある。これによって秘密の範囲が知らぬ間に広がっていく。
 大量の秘密の指定は、実質的には官僚の裁量に委ねられる。
 <中略>
 こうして「情報の闇」が官僚機構の奥深くに温存される。「これはおかしい」と思う公務員の告発や、闇に迫ろうとする記者や市民の前に厳罰の壁が立ちはだかる。<中略>
 ただでさえ情報公開制度が未成熟なまま、この法案だけを成立させることは、政府の力を一方的に強めることになる。」と、指摘している。
 そして社説は、「「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」という文書がある。この6月、南アフリカのツワネでまとめられた。国連や米州機構、欧州安全保障協力機構を含む約70か国の安全保障や人権の専門家500人以上が、2年にわたって討議した結果だ。
 <中略> 
 国家安全保障に関する情報の公開を制限できると認めたうえで、秘密指定に期限を明記する▽監視機関はすべてに情報にアクセスする権利を持つ▽公務員でない者の罪は問わないなど、50項目にことごとく反している。」と指摘した。
 さらに続けて社説は、「国会での政府・与党の発言を聞くと、「国家ありき」の思想がいたるところに顔を出す。
 町村信孝元外相はこういった。「知る権利は担保したが、個人の生存や国家の存立が担保できないというのは、全く逆転した議論ではないか」
 この発言は、国民を恫喝するに等しい。国の安全が重要なのは間違いないが、知る権利の基盤があってこそ民主主義が成り立つことへの理解が、全く欠けている。」と指摘した。
 最後に社説は、「この法案で政府がやろうとしていることは、秘密の保全と公開についての国際潮流や、憲法に保障された権利の尊重など、本来あるべき姿とは正反対の方向を向いている。
 論戦の舞台は参院に移る。決して成立させてはならない法案である。」と結んでいる。
 読んで、福島市の公聴会で、明らかになった「反対の民意」を無視する、無視した神経が分からない。国際潮流に反する「為政者の見識」が分からない。町村信孝氏がこの程度の「自由主義と民主主義」の持ち主だったんだ、と、驚いた。
 岐路に立った時に、その人の「真価・絶対値」が、さらけ出されるのか?
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by sasakitosio | 2013-11-30 14:38 | 朝日新聞を読んで | Trackback