憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

盗んでも漏らさぬ米国流

 11月24日朝日新聞朝刊2面に、「日曜に想う」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、特別編集委員・山中季広氏だ。
 今日はこの記事で勉強することにした。
 筆者は、「日本が公式交渉にの輪に加わって4か月だというのに、「早く早く」とやたら米国にせかされるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉。今日もまさに、12か国の担当官がユタ州で談判中である。
 TPPの危険部位がギュッと詰まっているといわれる先例がある。お隣韓国が米国とかわしたFTA(自由貿易協定)だ。2006年に交渉が始まり、昨春発効した。
ソウルでTPPへの教訓を探した。<中略>
 だが、6年に及ぶ対米折衝の様子を尋ねると、(賛成反対の)両派が同じように顔をしかめる。韓国政府が「米国との約束」を理由に交渉内容を隠し通そうとし、その無理から混乱が生じたという。
たとえば、FTAに批判的なテレビ局の職員らが、検察に逮捕された。焦点だった米国産牛肉の危険性を訴える内容で、消費者の不安に火を付けた。「私たちの健康を米国に売り渡すな」と批判する集会が幾週も続いた。逮捕は放映から10か月も後だった。誰もが見せしめだと感じた。
 ある国会議員秘書は、FTA資料を市民団体に渡したという罪で起訴され、9か月の懲役に服した。
 対米交渉の会場前で、男性が焼身自殺をする事件もあった。「密室交渉を止めたい」という遺書が残されていた。
 交渉の中身が知らされない分、「何か危険な条項を飲まされたに違いない」と不安がつのった。それでも政府は対米秘密保持契約に忠実だった。」と教えてくれる。
つづけて筆者は、「さいわい日本ではTPPがらみで
逮捕された記者や秘書はいない。だが参加時には秘密保持契約を結んでいる。交渉文書はパスワードで電子管理され、妥結から数年間は交渉録も公開されない。さらにこの先、米通商代表部が(USTR)が焦りだせば、勧告並みの統制を求められないとも限らない。
 中略
 まぎれもなくTPPは19世紀以降、最も見えにくい貿易交渉になってしまった。察するに、USTRにすれば、討議内容が逐一報じられて反対派が押し寄せ、紛糾したWTO(世界貿易機構)の例が頭にあるのだろう。内幕の特報が少なかった米韓FTAこそ理想の展開と考えているのかもしれない。」と指摘した。 
 最後に筆者は、「日韓の大使館の交信をこっそり調べ、ドイツ首相の使用携帯通話まで盗聴していた国はどこの国だったか。秘密を盗み見することにたけた国から「秘密を守れ」などと指図されても片腹痛いだけである。私としては当コラムが英訳され、ユタ州で熱心に談判中のUSTRの皆さんの目に届くことを祈るばかりです。」と、怒りと、皮肉で、締めくくった。
 よんで、大変勉強になった。韓国の例は、いい教訓になった。
 日本の代表が、本当に「日本の国益」を守れているのか、いささか心配になった。
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by sasakitosio | 2013-11-27 20:10 | 朝日新聞を読んで | Trackback