憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国家の私物化

 11月24日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、北海道大学教授・山口二郎氏だ。
 筆者は、「10日ほど前に、衆議院内閣委員会に参考人として呼ばれて、国家戦略特区法案について意見を述べた。最初に安倍政権の成長戦略について、そもそも発想がいかがわしいといった。楽天の三木谷社長が大衆薬のネット販売解禁が100%でなかったから産業競争力会議のメンバーから辞任すると言い出したことを取り上げ、成長戦略の司令塔は私利私欲を追及する亡者の集まりと批判した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「日ごろ、保守派の政治家は「戦後教育が公共心欠如の利己主義者を作り出した」というが、それなら三木谷社長こそ戦後教育の成果だろうとからかったら、自民党席からも笑いが起こった。私は冗談を言ったのではない。安倍政治の基調は国家の私物化である。
 それが経済の領域に向かえば、解雇規制の撤廃の動きに示されるような公的ルールの撤廃、さらに強者による利益追求の放任という路線を生む。
 政治の領域に向かえば、権力者のよる情報の隠匿、メディアや市民による批判の遮蔽という路線を生む。」と指摘した。
 最後に筆者は、「国家が公共の器なら、風通しをよくするべきである。これを私物化したいから、情報を隠そうとする。
 野党としての役割を放棄し、特定秘密保護法案の成立に手を貸そうとしている日本維新の会とみんなの党は、歴史の裁きを受けるであろう。覚悟しておくがいい。」と、歴史の裁きを予言して締めくくった。
 国家の私物化、という言葉に、そんなことができるはずがないと思って読んで、その意味が分かった。国民主権の憲法があっても、国民の自由を奪う法律を、国民が選挙で選んだ「国会議員」を使って、通せば、国家の私物化が実現するんだ!!どんな悪法でも、それに積極的に従う者、忖度し自主規制する者、内容は問わず「命令」に従う者、が出てきて、国家の私物化を黙認することになるわけだ。
 戦前の日本社会の再現だ。憲法の番人の裁判所が、権力に忖度して、当てにならないから、回復には、膨大な「時間とエネルギーと犠牲」が必要になるが。国民に覚悟はあるか?
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by sasakitosio | 2013-11-27 17:20 | 東京新聞を読んで | Trackback