憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

貧困の米国

 11月14日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授竹田茂夫氏だ。
今日はこの記事に学ぶことにする。
 筆者は「繁栄からこぼれ落ちたもう一つのアメリカ」は痛切なルポだ。米国の自由主義が本格的に始まるレーガン時代からリーマンショックに至る30年の貧困を記録する。<中略>
失業率・貧困率・乳児死亡率のような統計データでは見ることができない米国社会の実相を内側から伝える。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「作者は静かな筆致で、安全網のない市場原理がどう中産階級を没落させたか、創造的破壊や企業家精神がどう心と街の風景を荒廃させたかを告発する。米国はもうかっての米国ではないのだ。」と、指摘した。
 さらに筆者は、「日本の政権は躍起になって労働・農業・医療を市場化し、既得権益を打ち破ると称して創造的破壊を称揚する。市場原理の負の側面に目をふさいだまま、小泉構造改革の再演を謀る策士が政権中枢を取り仕切ろうとする。労働は再び商品になったと宣言する経済学者や、解雇自由の米国式雇用システムを取るべきだと提言する財界首脳もいる。」と教えてくれた。
 労働は商品であってはならないし、解雇は自由であってはならない。一人一人の人間が、政治的にも、経済的にも、社会的にも、精神的にも、解放され自由でなければ、国も地域も継続的発展は望めないと思う。変革は、格差のエネルギーが沸騰点に達したとき起きる。その時には、「押さえる側」と「跳ね除ける側」の双方に、少なからず犠牲を伴う。それは社会全体としても、個々人としても、不幸なことである。
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by sasakitosio | 2013-11-18 08:05 | 東京新聞を読んで | Trackback