憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「取材は応じぬ・何も話せない」たたき台作成 有識者会議メンバー

 11月13日付東京新聞朝刊28面・29面に、「こちら特報部」という記事がある。たたき台作成・有識者会議のメンバー5人全員への直撃レポートだ。
 これは素晴らしい企画だ。政府ご用達の「有識者」の考えと行動を国民に教えるてくれるわけです。これが続けば、引き受ける有識者も緊張するでしょうから。
 まず記事は、「桜井敬子・学習院大教授(行政法)が講義を終えて教室から出てきた。「秘密法の件で話を聞きたい」と呼びとめると、「なんでここにいらしているの」とにらまれた。研究室に向かう桜井氏に食い下がったものの、「取材に応ずる気持はありません」とぴしゃり。最後には「ついてこないで、警備員をよびますよ」といら立ちをあらわにした。」とのこと。
 次に記事は。「座長を務めた縣公一郎・早稲田大大学院教授(行政学)の研究室を訪れると「報告書に基づき、安倍政権の責任でなさっていること。申し訳ないが何も申し上げることはできない」。民主党時代には顧みられなかった日本版「国家安全保障会議(NSC)」創設関連法案とセットで推進されている点をつくと、絞り出す様な声で「現政権は選挙を経ている。私は全く中立です。これ以上お話しできません。ご理解ください。」と何度も頭を下げた。
次に記事は、「長谷部恭雄・東京大大学院教授(情報学)には教室の前で声をかけた。有識者会議が議事録を作成しなかったことには「閣議でも議事録は無いが、倫理上の問題になっていません」と反論した。秘密法の危険性についても「運用面で悪用される懸念はあるが、そういう為政者は(秘密法にに限らず)どんな法律でも悪用する。秘密保護法そのものが悪いという証拠にはなりません」と淡々と語った。
 次に記事は「安富潔・慶応大・大学院教授(刑事訴訟法)は。研究室を訪れた記者をにこやかに招き入れた。「政府が特定秘密の名の下に隠している違法行為を報じた記者が逮捕されるのでは」ときいたところ、「政府が情報を適切に管理して知る権利に応えていれば、そうゆうことは起こらないはずだ。秘密保護法は情報の管理をきちんとする法律にしなければならない。」と説いた。議事録の未作成については、「公開された議事要旨でどうゆう議論があったかはわかると思う」と強調した。
 次に記事は、「藤原静雄・中央大大学院教授(行政法)は電話取材に「細部は縣部長に聞いてほしい。」と繰り返した。現在の秘密保護法案をめぐる議論については「思うところはある」と複雑な胸の内ををうかがわせた。「自分が有識者会議に入っていたのは事実、委員を引き受けたという事実は消えない。」  <中略>
 有識者会議は民主党政権時代の2011年1月から6月まで計6回非公開で開催され、秘密保全法制の早期整備を求める報告書が8月に公表された。」と教えてくれる。
 さらに記事は、「専門家は、秘密のベールに包まれた有識者会議をどう見るか。<中略> 奥平康弘・東京大学名誉教授(憲法)は、「秘密をつくろうとする法案の会議だから、審議過程を明かさないのは当然。そもそも政府は、外部に余計なことは言わず、意向に従う人間を委員に選んでいるはずだ。有識者会議の在り方が、秘密法案の特徴をよく表している」と皮肉交じりに批判する。
 次に記事は、「植松健一・立命館大教授(憲法)は、「会議は極めて短時間で終わっており、事務方がお膳立てをして、有識者に意見を聞きましたというアリバイ的な役割だったと考えられる。審議過程が公開されると、そういったことがわかってしまうという恐れがあるのではないか。意思決定の過程を隠す理由はなく、本来国民にオープンにすべきだ」と主張する。植松氏は、議論するうえである程度の秘匿性は必要だとう考えをしめしつつ、「このままでは国民の不利益になる」と警鐘を鳴らす。「秘密法案はその内容自体に問題があることは明らかだが、不透明な部分が多いことでも国民に不信感を抱かせている。会議の内容を一切明らかにせずに検証できないのでは、法案に正当性はない。国も委員も、会議でどういった内容が話し合われたのか、今からでも国民に説明する責任がある」」と、教えてくれる。
「 秘密保全法制に関する有識者会議」のメンバーの学者の皆さんの、記者の直撃に対する「応対と回答」を通して、審議委員の学者の取り組み姿勢がよく分かる。メンバー以外の学者の、この有識者会議への視線は概して厳しいものがあることを知った。
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by sasakitosio | 2013-11-17 09:46 | 東京新聞を読んで | Trackback