憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

専門家の責任

 11月12日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入り囲み記事がある。筆者は、ルポライター鎌田慧氏だ。
 今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「9日、九州大学医学部の一室で、「三池、水俣・・・そして福島 専門家の責任とは何か」と題する集会が開かれた。「水俣学」を提唱した原田正純さんを追悼する集まりであった。
 50年前のこの日、福岡県大牟田市で、三井三池炭鉱の労働者458人が死亡、839人が一酸化炭素中毒に被災する炭塵爆発事故が発生。同じ日、旧国鉄東海道線新子安―鶴見間の列車衝突多重事故で、161人が死亡していた。」と切り出した。 
 つづいて筆者は、「原田さんは水俣ばかりか、三池の事故にもかかわっていた。50年たっても東電福島第一原発事故やJR北海道の事故が続いている。専門家は何をしているのか。福島原発大爆発事故があってなお、まだ千年に一度とされ、これからの事故の不安を尻目に「安全よりも経済」が声高に語られ、再稼働の準備が進められている。JR北海道も、安全投資を怠っての事故続きである。」と怒っている。
 さらに、筆者は「チッソの水俣病や三井三池を批判した原田さんは万年助教授だった。東大の宇井純さんや京大の小出裕章さん、恩師の「岩粉説」を支持せず、炭塵爆発説にこだわった荒木忍九州工業大学教授など、反骨の専門家は冷遇されてなお、被害者とともに歩んだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「晴れ晴れとして生きるか。曲学阿世の徒として、後世の人から後ろ指をさされるか。その選択は個人の生き方の問題である。」と締めくくった。
 反骨の専門家に、敬意を表し、応援したい。自分は、強い人間でないし、専門家でもないので。
 この記事を読んで、11月13日の東京新聞「こちら特報部」で報道した、「たたき台作成・有識者会議のメンバー」の対応と回答を思い出した。5人の皆さん、大学・大学院教授の皆さん、学生の前で、どんな気持ちで、顔で講義をしておられるのだろうか、いささか気になった。
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by sasakitosio | 2013-11-16 10:14 | 東京新聞を読んで | Trackback