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by sasakitosio

ナショナル・ホームの謎

 11月10日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、ジャーナリスト木村太郎氏だ
 今日は、この記事に学ぶことにした。
筆者は、「11月2日は「バルフォア宣言」の記念日だった。と言ってもなじみのない宣言かも知れないが、1917年のこの日、英国のバルフォア外相が英国のユダヤ人社会の指導者であったロスチャイルド男爵に書簡を送り、この中で英国政府はユダヤ人が当時のパレスチナに居住地をつくることについて支持を表明したものだ。
 この宣言を根拠に、ユダヤ人たちはパレスチナへの移住を積極的に行い、第二次大戦後のイスラエル建国に結びつくことになる。
同時に、それはイスラエルとアラブ社会との対立のきっかけにもなったわけで、同宣言は、今も中東紛争の根源にある問題として議論の対象にされる。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「ことしも、宣言から96年の「記念日」を迎え、パレスチナ自治政府情報省は次のような声明を発表した。 
 「1917年以来、パレスチナ人民は近代史上最大の政治犯罪の犠牲になっている。バルフォア宣言は、シオニストがパレスチナ人民を祖国から民族浄化する発端となった。 声明はさらに、英国はその宣言によってパレスチナ人民に対してくわえられた犯罪に謝罪し、宣言を改めて修正することを求めている。
 これに対してイスラエルのネタニヤフ首相も早速次のように反論した。
 「バルフォア宣言は、イスラエルにユダヤ人の祖国を持つ権利を認めたのものであり、それを(アラブ側が)拒絶することこそが中東問題の根幹にあるのだ。」
 こう両者の言い分を紹介すると、どちらも理屈があるように思えるが、ここで気を付けなければならないのはバルフォア宣言が「ユダヤ人に祖国「ホームランド」をつくることを認めたかという点だ。」と指摘した。
 さらに筆者は、「ちなみに、宣言の問題部分は、ユダヤ人がパレスチナ地に「ナショナルホーム」を創設することについて好意的な見解を有することとし・・・・」
 この「ナショナル・ホーム」は「民族的郷土」であって、「ユダヤ人入植地」のことを意味し、「ユダヤ国家」ではないという解釈もある一方で、ユダヤ人は、宣言は「エリッツ・イスラエル(神に約束された地)にユダヤ人の祖国をつくることを認めたもの」だと建国を正当化して対立しているのだ」と指摘した。
96年前英国外務省の官僚が宣言文を起草した際、なぜ「ナショナル・ホーム」という言葉を使ったのかは定かではない。しかし、そのあいまいな表現がいまだに中東情勢に影響を及ぼし続けている。」とも指摘した。
 最後に筆者は、「過去の起きたことがらは、1世紀もたつとほとんどの当事者は他界するので「歴史上の出来事として客観的に解釈することができるようになる」とも言われているが、中東ではその時間はもっと長くかかるようだ。」と締めくくった。
 数年前、カイロ、イスタンブールを訪れたあとの年に、エルサレムを歩き回る旅をしてきた。この記事で、1917年のバルフォア宣言で今イスラエルが存在していることを知った。旅の時に感じたことは、ここ十数年毎年、年末年始に外国独り歩きをしてきたが、イスラエルは、本気で、何時でも、戦争をする構えのある「唯一の国」だと思った。エルサレムの街は、緊張の中にあった。ただ、国民は日本人には親切であるように思われた。イスラエル建国、いまだ100年弱か!!
 
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by sasakitosio | 2013-11-15 19:33 | 東京新聞を読んで | Trackback