憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

沖縄の希望

 11月10日付東京新聞29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は北海道大学教授山口二郎氏だ。
 筆者は、「先週久しぶりで沖縄に行き、いろいろな人たちと話をする機会を得た。特に感銘深かったのは、名護市辺野古での米軍基地建設計画に反対する運動を引っ張ってきた安次富浩さんの話だった。
 辺野古では基地建設のための海面埋め立て申請に対して、県知事が判断を下す時期が近づいている。日本全体で沖縄の負担に対する関心が低下している中、現地の人々は孤軍奮闘しているのかと予想したのだが、安次富さんはある意味で自信を持ち楽観的だった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「橋本政権が普天間飛行場の辺野古移設を決定して以来15年以上になるが、地元の人々が不条理な基地建設に反対し続けて、事態は全く進捗していない。道理の無い国策に対して、少数であっても戦い続ければ、阻止することはできると。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「考えてみれば、原発再稼働も同じである。海外に原発を売ることに熱心な安倍政権がまだ再稼働を実現できないのは、原発に疑問や怒りを持つ人々の力がそうさせているのである。事態を勝ち負けでとらえるのは単純すぎるが、権力の不条理に疑問を呈する側は、まだ負けていない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「沖縄の人々と話をして、政治に希望がないなどとうそぶくことは的外れな贅沢だと痛感させられた。そのことによって敗北を引き寄せるという自己実現的な予言である。」と結んでいる。
 面白い視点である。自分の思うような結果が出ないときに、あきらめたら、それが敗北を引き寄せる、という考え方。
事態を勝ち負けでとらえるのは、確かに単純で分かり易い。負けた方が、負けを認めない限り、完全には勝負はついてないという考え方に、賛成だ。とくに、政治的課題は、あきらめた時が終わりだと思う。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/19958724
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2013-11-14 07:13 | 東京新聞を読んで | Trackback