憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

特定秘密保護法案 議員の良識で廃案に

 11月8日付東京新聞社説に、「議員の良識で廃案へ 特定秘密保護法案」という見出しで、衆議院で審議が始まった特定秘密保護法案についての記事が載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「特定秘密保護法案が衆院で審議入りした、国家が国民の思想の領域まで踏み込む恐れがある。国会議員は今こそ良識を発揮して、廃案にしてほしい。」と国会議員の良識に訴えた。
 つづけて社説は、「特定秘密は防衛省や外務省、警察庁などが扱い、約40万件が指定されるとみられる。だが、秘密とするには、実質的に秘密に値する「実質秘」でなければならない。最高裁判例が示している。(中略)
 法案には防衛や外交のみならず、「特定有害活動」「テロ活動」も加わっている。(中略)
 主義主張を強要する活動が「テロ」とするなら、思想の領域まで踏み込む発想だ。原発をテロ対象にすれば、反原発を訴える市民活動も含まれてしまう。
 秘密を漏らした側にも、聞いた側にも最高10年の懲役刑が科される重罰規定がある。とくに「特定秘密を保有する者の管理を害する行為」を処罰する点は問題が大きい。管理の侵害とはなにか、全く判然としないからだ。
 しかも、既遂や未遂はむろん共謀、教唆、扇動も罰せられる。これは秘密に接近しようとする行為に対する事前処罰であろう。刑法の共謀は犯罪行為の実行行為を必要とするが、この法案はその前段階である「話し合い」を共謀、「呼びかけを」を扇動とみなしうる。
 刑罰は強い拘束力を持つため、あらかじめ罪となる行為を明示せねばならない。だが、法案では処罰範囲が、どこまで広がるかわかたない。近代刑法の原則から逸脱する懸念が強い。
 報道の自由について「出版又は報道の業務に従事する者」と限定しているのも、大いに疑問だ。ネット配信する市民ジャーナリストらを排除している。かつ「著しく不当な方法」によるは、取締りの対象だ。不当かどうの判断は、捜査当局が行う。ここにも恣意性が働く。」と、疑問、危惧、不安、心配な点を指摘した。
 さらに社説は、「ドイツではむしろ「報道の自由強化法」が昨年できた。秘密文書に基づいた雑誌報道に対し、編集部などが家宅捜索を受けた。これを最高裁判所が違法としてからだ。今やジャーナリストは漏えい罪の対象外である。
 民主党は情報公開法の改正案を出しているが、秘密保護法案は情報へのアクセスを拒絶する性質を持つ。「国家機密」が情報公開制度で表に出るはずがない。」とも指摘。
最後に社説は、「何より深刻なのは国会議員さえ処罰し、言論を封じ込めることだ。特定秘密に対しては国政調査権も及ばない。行政権のみが強くなってしまう。重要な安全保障対策について、議論が不可能になる国会とはいったいなんだろう。議員こそ危機感を持ち、与野党問わず、反対に立つべきだ。
 三権分立の原理が働かないうえ、平和主義や基本的人権も侵害されうる。憲法原理を踏み越えた法案である。」と、最大の手厳しさで、批判した。
 一人一人の国会議員の「憲法意識」が試される「案件」だ。
社説の主張を、深く理解できれば、廃案にむけて突っ走るはずだが?
おれ一人だけ反対してもと、弱気な「国会議員」が多いのではなかろうか。社説を学習した結果、疑問が湧いてきた。この法案は、議員も国民も、あずかり知らぬところで決めた「こと」で、自由を奪われる代物だ。誰のための「法案」なのだろう。昨今の「官僚たたき・官僚いじめ」のしっぺ返しの法案か?
 国会が通した「法案」で、平和主義や基本的人権や国民主権まで侵害されうる現実が、目の前にあることに驚いた。
現代、立憲国家の中で、ファシズムの危険が、いま目の前で起ころうとしているのか?。ヤメテクレー!! 
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/19952234
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2013-11-12 16:16 | 東京新聞を読んで | Trackback