憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

官僚国家への道

 11月6日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名いりの囲み記事がある。筆者は、文芸評論家斎藤美奈子氏だ。
 筆者は、「今国会で政府が成立をもくろむ特定秘密保護法案。私が中央官庁の官僚だったら、今頃、マヌケな政府・与党をせせら笑っているだろう。おめでたいことに、彼らは自分が「秘密を握る」側に立つと信じているのだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「国会議員の仕事のひとつは行政のチェックである。そのため議員から資料請求があれば省庁は必ず必要な情報を出す、秘密法案が通ったら、この流れが滞る。情報を持たない議員は議事堂の飾りも同じである。自民党も例外じゃないもんね。政権交代が可能な選挙制度の下で与野党がいつ逆転するとも知れず、下野した日からすべての党は、蚊帳の外に置かれるのだ、ワハハ。」と笑う。
さらに続けて筆者は、「では行政府の長である閣僚など政務三役に情報はわたるか。んなわけはないでしょ。福島第一原発の事故の際、SPEEDIの情報が官邸に挙がらなかったように、現在でも官庁が秘匿している情報はいくらでもある。まして情報を漏らした公務員には懲役刑という罰則が待っているのだ。私が官僚だったら、怖くてなにも出さないよ。閣僚がごねたら「大臣、それは特定秘密ですが」。」と指摘した。
 最後に筆者は、「結果、憲法62条の国政調査権は機能せず、国会の茶番劇化はもっと進み、日本は官僚のシナリオ通りに動く国家になるだろう、いくつく先は民主主義の死。侵害されるのは「国民の知る権利」ではなく「国民主権」なのだ。」と締めくくった。
 いつもながら、面白い。コラムのボリュウムも丁度いいのかもしれない。民主主義も国民主権も、いとも簡単に、侵害されることに驚きだ。被支配者の国民・労働者よ目覚めよう。選んだ議員が、立法権を国民から与えた議員が、「国民の目を塞ぎ、耳を塞ぎ、口をふさぐ、」法律をいま通そうとしている。ナチスがいとも簡単に、選挙を通して、ファシズムを実現したが。いま、日本は大きな歴史の転換期にあるのだろうか?
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by sasakitosio | 2013-11-11 07:27 | 東京新聞を読んで | Trackback