憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

自由のための闘争

 11月3日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、北海道大学教授山口二郎氏だ。
 筆者は、「安倍政権が推進する特定秘密保護法案にたいして、ようやくメディアが批判の論調を前面に出し始めた。屋上屋を架すことになるが、私も一言反対論を述べておきたい。」と切り出した。
 つづけて筆者は「この法案の最大の問題は、何が秘密かの定義を官憲に委ねる点にある。
 定義できない言葉を法律、それも言論や表現を抑制するような法律に書き込むことで何が起きたか、70-80年前の日本を思い起こせば、すぐにわかるはずである。
 その時代には治安維持法が自由を弾圧するための武器として猛威を振るっていた。この法律では「国体の変革」を企てることが罪とされた。では国体とは何か。一応天皇制のことと説明されているが、その中身は曖昧であった。いわゆる天皇機関説問題に際して、権力は国体を「明徴」することを余儀なくされたくらいである。
 ゴムのように伸縮する言葉を法律に書き込んではならないのだ。今回の特定秘密も、権力にとって都合の悪い情報を隠蔽するために、ゴムのように引き伸ばされだろう。」と危惧、警戒している。
 最後に筆者は、「50年余り前、岸信介首相は警察官職務執行法の改正をもくろみ挫折し、60年安保における退陣につながあった。孫の首相が企てる自由の侵害に対し、あくまで戦わなければならない。世論の力で官憲の横暴を抑止した歴史を繰り返させようではないか。」と呼びかかけて締めくくった。
 きしくも、11月3日の東京新聞社説に、“憲法大臣”金森徳次郎が、憲法公布の日に東京新聞(現・中日東京新聞本社)に寄せた一文<国民が愚かであれば愚かな政治ができ、わがままならば、わがままな政治ができる>が、刺激的だ。「国民が愚かなら」の言葉は、結果で証明される。自由のための闘争に勝てれば、国民が愚かでなかった証しだろう!!
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by sasakitosio | 2013-11-09 09:16 | 東京新聞を読んで | Trackback