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by sasakitosio

小泉元首相 まっとうな脱原発論だ

 10月31日付東京新聞社説に、「小泉元首相 まっとうな脱原発論だ」の見出しで、小泉元首相の脱原発発言についての記事が載った。
 社説は、「小泉純一郎元首相が脱原発を唱えている。社民党の吉田忠智党首とも対談した。世論を喚起し、政府にエネルギー政策の転換を促すことがねらいだ。多くの国民がうなづけるまっとうな議論でもある。」と切り出した。
 つづけて社説は、「会談で小泉氏は「世論を変えることで、脱原発に向けた政治決断をさせることが必ずできると確信している」と強調。原発推進に積極的な安倍晋三首相に「お互いの立場で脱原発を訴えていこう」と語ったという。
 小泉氏は折々に原発ゼロは無責任だとする経済界などに対して、「核のゴミを処分する当てもないのに原発を推進するのは無責任だ」とやり返してきた。」と教えてくれる。
さらに社説は、「小泉氏に原発ゼロの思いを決定づけた伏線がある。フィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」や、脱原発を宣言して風力や太陽光などの自然エネルギー先進国に躍り出たドイツの視察だ。「最終処分場は4百メートルの岩盤をくりぬいた地下にある。10万年後まで管理できるのか」「原発ゼロを自民党が打ち出せば、自然エネルギーによる循環型社会に向けて結束できる」などとよどみない。明快かつ説得力を併せ持つ。」と小泉氏の発言を評価している。
 さらに社説は「いかに原発ゼロに近づけ、自然エネルギーを基幹電源に育て上げる社会を築くのか。小泉氏はエネルギー転換こそが日本の未来をひらくと力説するが、民主、共産、社民、みんな、生活の党など、原発ゼロを目指す勢力との連携は否定的で「それぞれの党が努力すべきだ」が持論だ。「大方の国民は賛成してくれる」ともかったている。」と教えてくれる。
 最後に社説は、「小泉氏は11月12日に東京で記者会見し、自らの脱原発論を語る。私たちも、日本のエネルギー社会のありようと、改めて向き合う機会とすべきだ。」と結んでいる。
 小泉元総理は、言論は明快で、国会中継はいつも楽しみに聞いたきた。田中真紀子氏の発言と合わせて、国会の論戦が面白かった。
ただ、郵便局を壊しただけでさして国民の暮らしに役立つ成果は、無かったような気がするが、このところの小泉氏の発言は、為政者の側からの発言でないような気がする。はてさて、脱原発の側にとって、結果は吉と凶出るか。結果はごろうじろか?
by sasakitosio | 2013-11-03 07:58 | 東京新聞を読んで | Trackback