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by sasakitosio

オバマケア「2つの米国」の対立は続く

 10月21日付朝日新聞社説下に、「「風」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、アメリカ総局長山脇岳志氏だ。
 今日は、この記事で勉強することにした。
 筆者によれば、「半月におよぶ連邦政府の一部閉鎖が終わった。ワシントンにようやく日常生活が戻ってきた。医療保険改革(オバマケア)をめぐる議会の対立が、混迷の原因である。――中略――――
人口3億人あまりの米国で、5000万人が保険に入っていない。まともな医療が受けられず、命を落とす人は数知れない。」とのこと。
 続いて筆者は、「健康保険に入るのが当たり前の日本と違い、米国の公的保険は、高齢者や低所得者向けに限られる。医療保険は、主に民間が担う。勤務先の企業を通じて医療保険に入る人が多いが、自営や失業中の人は保険料を払いきれず、無保険になりがちである。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「「オバマケア」批判の急先鋒に立つ保守派の草の根運動」ティパーティーの団体「フリーダムワークス」の本部、を訪ね「保険に入れる人が増えるのはいいことではないか」と聞いてみた。対応してくれたのは政策アナリスト、パトリック・ヘジャーし。23歳の青年である。オバマケアは事態を悪化させる、と力を込める。「保険加入を義務化するオバマケアでは、問題の根本が解決できない。保険料が高すぎるから、多くの人が保険に入りたがらないのだ。」「保険料を下げるため、もっと保険会社の競争が必要だ。アラバマ州では一つの保険会社が個人保険の95%のシェアを占めている。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「政府の関与で格差を縮めたいと考える人と、個人の自由を尊重し政府の関与を嫌う人。オバマケアをめぐる構図は、「二つの米国」ともおわれる価値観の対立であり、溝が埋まる気配はない。
 政府閉鎖で、共和党の強硬姿勢は、批判を浴びた。その一方で、オバマケアを支持する人も4割にとどまる。フリーダムワークスの会員は、4年には80万人だったのに、今では600万人を数える。オバマケアの修正に至らないまま議会が合意した翌日、幹部は会員らへこんなメールを出した。
 「我々は、戦術的な争いで一度負けたに過ぎない。オバマケアを止めるための戦いは、まだまだ続く」と締めくくった。
読んで、いくつか考えた。
  一つ目は、アメリカはデフォルトを、回避するのに限りなく国債を発行し続けられるのだろうか?
  二つ目は、アメリカは、敗戦以外の方法で、体制変革以外の方法で、抜本的な格差是正をどうやってするのだろうか?
 比較的近い将来アメリカにも、拡大・固定した格差を、既存のルールでは解決不能と、多数者である被支配者が、絶望する時がくるのではないか。その時日本は、世界はどうするのか。
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by sasakitosio | 2013-10-27 07:08 | 朝日新聞を読んで | Trackback