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by sasakitosio

統計学は最強?

 10月17日付東京新聞朝刊29面に。「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授竹田茂夫氏だ。 
 今日はこの記事で、勉強することにした。
 筆者は、「統計学は政策評価やビジネスで出番が増えるのはたしかだが、強力な手法だけに取扱注意だ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「統計データの内在的制約もある。マクロ計算モデルは過去のデータに引きずられて期待変化を考慮できず、経済予測に失敗するとの批判はすでに常識だ。
 他方、最新の動学確率モデルは住宅バブルの崩壊の予測に全く無力だった。疫学でも、エビデンス(医学的根拠)論の限界が原発事故で露呈した。放射能はどう健康に影響するか、長期データを待っていては手遅れになりかねない。」と指摘した。
 さらに筆者は、「統計学はデロジェール「大数の政治学」(未訳)やポーター「数値と客観性」が示すように屈折した歴史を持ち、活用も誤用も悪用もされる」と指摘し、「錯綜する歴史のあやや非線型的変化にお手上げだ。国内総生産(GOP)や失業率等は構成された概念であり、現実を隠すこともある。このような統計学的推象や個人情報の商品化の危険性に意識的であるべきで、最強などとあおり立てるのはうさんくさい。」と結んでいる。
よんで、勉強になった。政府発表の、もろもろの統計数字が、政府による「国民負担の増加策」のもっともらしい根拠になっているのではないか。それはあたかも戦前の大本営発表のような気がしてならないのだが。
 統計数字の、誤用か悪用か、知力・直観力を磨くしかないか。 
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by sasakitosio | 2013-10-21 07:17 | 東京新聞を読んで | Trackback