憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ともに生きる思い

 10月13日東京新聞4面に、「時代を読む」という、署名入りの囲み記事がある。筆者は、立教大学大学院教授、哲学者内山節氏だ。
 今日は、この記事を勉強することにした。
 筆者は、「いま私たちは何を願いながらこの社会をつくっているのだろうか。」と問題提起をした。
 つづけて、筆者は「戦後のある時期までは、平和への願いが強く共有されていた。この願いを実現するために、言論や思想、結社の自由などを失ってはならないと考えていた。戦争を経験した痛恨の思いが、戦後的願いを生みだし、それが社会の方向性を作り出したのである。
 ところが、高度成長期をへると、願いの個人化が進んでいった。私たちはひたすら自分のことだけ願うようになった。自分の健康、自分の就職、自分の未来・・・願いの範囲はせいぜい家族や友人のことまでで、この変化とともにバラバラになった人間たちの社会ができていった。願いの変化がこの社会を変えたのである。」と指摘した。
 さらに、筆者は、「もしかすると私たちは、他者への祈りや願いを回復しなければならないのかもしれない。自分が永遠であることの願い、全ての人達がともに生きていけることをねがう。そんな気持ちを奥の方に持っていることができれば、原発事故の被害者や被ばくした自然への思いを手放さないだろう。原発被害を過小に見せようとする愚劣さに、いかりもこみあげてくる。
 環太平洋連携協定(TPP)によって大きな影響を受ける農民や、低賃金で劣悪な雇用環境のもとで働かざるをえない若者たちの姿に、心を痛めることになるだろう。そうゆう思いこそが、この社会をどう変えたらよいかを考えさせていく。」と主張している。
 最後に、筆者は、「今日の私たちもまた、自分の利害を超えた高貴な願いをいだきながら生きていたいものだ。他者のために、自然とともに生きる喜びを、手にしてみたい。
 そんなことを考えるのは、現在の日本の政治や経済の動きが、下品に見えてならないからである。自分だけが勝ち抜こうとする政治や経済からは、他者とともに生きていこうという思いが消えている。それでは連帯感の無い社会がつくられるばかりでなく、さまざまな他者の痛みも増幅させてしまうことになる。」と、結んでいる。
 読んで、こころ温まる気がした。
 きしくも、「NHKスペシャル、、<中国激動・さまよう心空前の宗教ブーム到来*止まらない道徳荒廃拝金主義に怒りが爆発、謎の老師に群衆殺到!」の番組をみた。
 スマートフォン、リニア、ロケット、素粒子はもちろん、ラジオもテレビもバスも電車も何にもなかったころ、2500年も前の知識人「孔子」を、いまだに「人」は乗り越えていないのだろうか?そんな疑問を持って、数年前、ひとり、孔子の古里「曲阜」を歩き回り、孔子も登ったいう、泰山を訪れてきた。その時の思い出から、たどると、NHKの報道は、ひょっとしたら、やらせではないかと、疑いたくなるような、中国社会の大変化には驚いた。
 筆者が、指摘したようなことを、言い、実践している人が、今の中国に1億人もいるとのこと。日本で、私も含め、筆者に共鳴する人が100万人もいれば、日本を変えられるのではないか。
 
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by sasakitosio | 2013-10-17 07:48 | 東京新聞を読んで | Trackback