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by sasakitosio

自民党の分社化論 経営陣・株主・貸し手 東電の責任素通り   

「自民党の分社化論 経営陣・株主・貸し手 東電の責任素通り」
 「国民に負担丸投げ 、<良い東電>、<悪い東電>に分けてはだめ」

10月11日付東京新聞24面・25面に、「こちら特報部」という記事がある。今日は、この記事で、勉強することにした。
 記事は、「福島原発事故の汚染水漏れに対する国際的な非難を受け、政府・与党は国が前面に立つと宣言し、東京電力分社化の議論を始めた。東電は当事者能力を失っており、政府が事故処理を担うのは当然だ。だが、一私企業の失敗に税金が投入される以上、東電の破綻処理が前提になるべきだ。新設される事故処理機関(新会社)を「原子力ムラ」に丸投げすることも許されない。」と切り出した。
 記事によれば、「税金投入で国民負担が増えるのに、経営者や株主・貸し手責任が問われないのはおかしい。」自民党の河野太郎衆議員は10日、議員会館でそう語気を強めた。」とのこと。
 さらに、記事によれば、「党の東日本大震災復興加速化本部長を務める大島理森前副総裁は安倍首相に、廃炉を進める別会社を設立して東電から切り離す案を検討するよう提言。塩崎恭久政調会長代理も報道番組で、分社化に言及し「国も出資して(事故を)コントロールする考えもある」と述べた。党内では「廃炉庁」新設などの案が検討されているというが、いずれも東電の破綻処理には触れていない。むしろ、ベテラン議員を中心にとうないの大勢を占めるのは、東電に対する責任追及を回避するという考えだ。」とのこと。
 また、記事によれば、「政府の原子力政策大綱策定会議委員を務めた慶応大の金子勝教授(財政学)は、
「自民党の東電分社化の議論は全くデタラメだ」と、
「要は福島第一原発を国営の(バッド<悪い>東電)、残りの原発や事業を「グッド<良い>東電」に分け、事故収束や廃炉のみならず、総額10兆円を超す賠償や除染費用も「悪い東電」に負わせ、そこに延々と税金を注ぎ込むつもりだ。国民負担を、無視した究極の東電救済策といえる。」と、
「結果、「良い東電」は福島事故の重荷をおろして、福島第二や柏崎刈羽原発の再稼働を着々と進めていくことになる。」と、
「そうではなく、原発部門すべて国営の新会社に引き継ぐこと。そうすれば、福島第二原発の廃炉を求める福島県の要望にも答えられる」と、指摘しているとのこと。河野氏もその方向性におおむね同調する、とのこと。
 さらに、記事では、「より具体的にはどうすべきなのか。金子教授は次のように提言する。
 旧会社は現在と過去の経営陣の責任を追及し、銀行などの貸し手に債権を放棄させたうえで、発電事業に事業に取り組む。
 国営の新会社は発行した新株を国などに引き受けさせ、その資金を賠償に充てる。さらに高速増殖炉もんじゅ(福井韓)の予算や、青森県六ケ所村での使用済み核燃料の再処理のための電力会社の積立金などを新会社に投入し、事故収束や廃炉を進める。
 この際、肝心な点は新会社の運営を「原子力ムラ」に任せず、原子力や環境の専門家、法律家らで構成する公正な第三者機関に委ねることだ。
 こうした「荒療治」には法的な処置が不可欠になる。その突破口になるのが、現在の東電を支える原子力損害賠償支援基本法の見直しだ。-中略――
 加えて、原発事故が起きた際の賠償制度などについて定めた原子力損害賠償法の抜本的な見直しも急務だ。
 最後に記事は、「多勢に無勢の国会の現勢力図を前に、脱原発をかかげる野党側に妙案は乏しい。それだけに、阿部氏も近藤氏も、国会外での政府・与党や東電に対する責任追及の声の高まりが、国会での論議の高揚に不可欠だと訴えた。」と締めくくっている。
 記事を読んで、勉強になった。
 超党派の議員連盟「原発ゼロの会」は約50人とのこと。
 脱原発を明確にする党は、みんな、共産、生活、社民、で、衆院の勢力は480定数のうち、34議席とのこと。
 脱原発の民意が、国会に反映しなさず過ぎる、と思った。
 なぜかのヒントに、若杉冽著「原発ホワイトアウト」(講談社)が面白い。東京新聞の「本音のコラム」で、文芸評論家斎藤美奈子氏の記事で、知って、早速、駅前のビル中の本屋へ。本の題名を言うと、店員はパソコンで検索もせず、「あ、ホワイト、、」と言ってすぐに本を持ってきてくれた。売れているらしい。
 また、読んで、驚いた、まだ3分の1ほどしか読んでないが、官僚・電力関係者の頭の良さに、舌を巻くことしきり。電気料金を使っての、錬金術、税務署からの隠遁の術、マスコミ、政界懐柔の術、等等、民主主義の忍者と見まごうばかりの、名役者たちだ。
 この本を、普通の国民が読めば、東電を擁護する「国会議員」の姿勢に「疑念」を抱き、問いただすこと、間違いないと思うが。
 
 
 
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by sasakitosio | 2013-10-15 07:35 | 東京新聞を読んで | Trackback